Feb 15, 2023 news

「常に寄り添ってくれる最高の監督」スピルバーグ監督やキャストらが撮影の裏側を語る 映画『フェイブルマンズ』

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巨匠スティーヴン・スピルバーグの最新作で、“映画監督”になる夢を叶えた自身の原体験を描いた映画『フェイブルマンズ』。第80回ゴールデングローブ賞作品賞(ドラマ部門)&監督賞を受賞し、第95回アカデミー賞作品賞・監督賞を含む、7部門にノミネートされ、本年度アカデミー賞の最有力候補として注目されている。

この度、スピルバーグ監督と俳優陣によるキャスティング秘話や、撮影時のエピソードについて語るインタビューが収められた特別映像が公開された。本編映像やメイキング映像も織り交ぜられ、撮影中のシーンも収められている。

この度解禁された映像には、監督を務めたスピルバーグをはじめ、オーディションで大抜擢され主人公・サミー役を演じた新星ガブリエル・ラベル、サミーの母・ミッツィを演じたミシェル・ウィリアムズ、父・バートを演じたポール・ダノ、バートの親友でフェイブルマンズ家とも親交が深いベニーおじさん役のセス・ローゲン、ミッツィのミステリアスな叔父・ボリスおじさん役のジャド・ハーシュらが登場。

開口一番に自身の母親であるリア・アドラーをモデルとした、芸術を愛する才能豊かな音楽家ミッツィのキャスティングについて、スピルバーグは「母親役を決める際、数人の顔が浮かんだ。その一人がミシェル・ウィリアムズだ。彼女の雰囲気に懐かしさを覚えた」と直感的に感じたことを語る。

また、コンピューター・デザイナーの先駆者である父親アーノルド・スピルバーグをモデルとしたバートを演じたポール・ダノについて、スピルバーグ監督は「ポールはすばらしい俳優だ。役に入り込み、私の父になりきれると思った」とその演技力を絶賛。

第95回アカデミー賞で主演女優賞へノミネートされ、今回スピルバーグ組へ念願の初参加となったミシェルは、自身が演じた役どころについて「センスがよくて自分をよく分かってる。ミッツィの持つエネルギーや勇気に感化された」と話す。家族や子どもたちを守るためにピアニストの夢を諦めるものの、その奔放な性格や自由な感性でサミーの映画作りに強い影響を与えたミッツィについて分析。

ミシェルが「監督の指導のおかげで俳優として成長できた。常に寄り添ってくれる最高の監督」と語るとおり、キャストそれぞれがスピルバーグへのリスペクトとともに本作への参加に喜びをあふれさせている。

50年にわたるキャリアをもつ巨匠スティーヴン・スピルバーグの、集大成とも名高い映画『フェイブルマンズ』は、3月3日(金)より全国公開。

作品情報
映画『フェイブルマンズ』

50年にわたるキャリアの中で、史上最も愛され、変幻自在なフィルモグラフィを世界に送り出してきた巨匠スティーヴン・スピルバーグが、“映画監督”になる夢を叶えた自身の原体験を描く。初めて映画館を訪れて以来、映画に夢中になったサミー・フェイブルマン少年(ガブリエル・ラベル『ザ・プレデター』『アメリカン・ジゴロ』シリーズ)が両親との葛藤や絆、そして様々な人々との出会いによって成長していきながら、人生の一瞬一瞬を探求し、夢を追い求める物語。

監督・脚本:スティーヴン・スピルバーグ

出演:ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノ、セス・ローゲン ほか

配給:東宝東和

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2023年3月3日(金) 全国公開

公式サイト fabelmans-film.jp