Sep 11, 2023 news

濱口竜介監督が“世界3大映画祭”制覇!映画『悪は存在しない』ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞

A A
SHARE

第80回ヴェネチア国際映画祭の授賞式が日本時間9月10日AM2時より開催され、コンペティション部門へ正式出品された濱口竜介監督最新作『悪は存在しない』が 銀獅子賞(審査員大賞)」を受賞した。

濱口竜介監督は、映画『偶然と想像』(2021)で第71回ベルリン国際映画祭の審査員グランプリ(銀熊賞)を受賞、映画『ドライブ・マイ・カー』(2021)では第74回カンヌ国際映画祭で日本映画初となる脚本賞を含む計3部門を受賞しており(第94回米アカデミー賞で国際長編映画賞も受賞)、この度、ヴェネチア国際映画祭での受賞をもって、日本人では黒澤明監督以来の快挙となる、世界3大映画祭制覇を果たした。

さらに本作は、映画祭本体とは別機関からの「並行賞」として、国際映画批評家連盟によって選ばれる、ヴェネチア国際映画祭の独立賞のひとつ「国際批評家連盟賞」、「企業の倫理」について考察を与える映画に送られる「映画企業特別賞」、特に「環境問題」に対する現代的アプローチに対して贈られる「人・職場・環境賞」の3つの賞もあわせて受賞している。