映画音楽のマエストロ、エンニオ・モリコーネの自伝『あの音を求めて モリコーネ、音楽・映画・人生を語る』が10月26日(水)に発売される。本書は、エンニオ自身が「疑いの余地なく、本書は、わたしに関して書かれた本のうち、詳細にわたり丁寧に検討された正真正銘の最良の書である。これは真実の書である。」と評価した自伝の決定版となる一冊。
『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』『死刑台のメロディ』『エクソシスト2』『ニュー・シネマ・パラダイス』『ミッション』『アンタッチャブル』『海の上のピアニスト』『鑑定士と顔のない依頼人』『ヘイトフル・エイト』‥‥
数々の名作で知られる映画音楽界の巨匠エンニオ・モリコーネと若き音楽家アレッサンドロ・デ・ローザとの対話によって紡がれる、マエストロの生涯と創作の真実。
映画音楽は映画という芸術に対して何をすることができるのか。音楽としての純粋性を損なうことなく、大衆が理解可能な音楽はいかにして可能か。音楽は人と人をどのように結びつけることができるのか。そして、なぜ人は作曲を続けるのか。
本書には、エンニオ・モリコーネが歩んできた人生、映画音楽家としての活動、 経験、その音楽が生まれた契機と育まれた経緯のみならず、彼が生きた歴史・社会・文化的状況をめぐる思いのすべてが綴られる。
ゴッフレド・ペトラッシのもとで作曲を学び、ダルムシュタットでジョン・ケージと出会った作曲学生時代。そしてRAI(イタリア放送協会)やRCAでプロとしてのキャリアをスタートしてからの下積み。その後のセルジオ・レオーネ、ベルナルド・ベルトルッチ、ピエル・パオロ・パゾリーニ、ダリオ・アルジェント、ジュゼッペ・トルナトーレ、ジョン・カーペンター、オリヴァー・ストーン、ブライアン・デ・パルマ、ペドロ・アルモドバル、ロマン・ポランスキー、クエンティン・タランティーノらとのコラボレーションに至るまで、エンニオ・モリコーネの生涯が詳細に語られる。
巻末には、ベルナルド・ベルトルッチ、ジュゼッペ・トルナトーレ、ルイス・バカロフをはじめ、カルロ・ヴ ェルドーネ、ジュリアーノ・モンタルド、ボリス・ポレーナ、セルジオ ・ミチェーリといった現代の映画界と音楽界を代表する面々による証言が収められている。
11月には、『オフィシャル・コンサート・セレブレーション』公演が東京国際フォーラムにて開催。エンニオのオリジナルスコアが、息子アンドレア・モリコーネの指揮の元、エンニオと長く活動を共にしたミュージシャン、選ばれたソリスト、そして、コーラスを含めた総勢140名のフル・オーケストラの生演奏でよみがえる。さらに、映画の名シーンの数々はもちろん、これまで世に出たことのないエンニオのバックステージの姿やインタビュー映像など、貴重な秘蔵映像も迫力の大スクリーンで初公開される。
そして、2023年1月13日(金)からはドキュメンタリー映画『モリコーネ 映画が恋した音楽家』が上映。弟⼦であり友でもあるジュゼッペ・トルナトーレ監督がエンニオ・モリコーネに密着。結果的に⽣前の姿を捉える最後の作品となってしまった⾳楽ドキュメンタリー。
数々の名作で知られる映画音楽界の巨匠エンニオ・モリコーネと若き音楽家アレッサンドロ・デ・ローザとの対話によって紡がれる、マエストロの生涯と創作の真実。エンニオ・モリコーネが歩んできた人生、映画音楽家としての活動、 経験、その音楽が生まれた契機と育まれた経緯のみならず、彼が生きた歴史・社会・文化的状況をめぐる思いのすべてが綴られる。
エンニオ・モリコーネ+アレッサンドロ・デ・ローザ=著
石田聖子+岡部源蔵=訳
2022年10月26日(水)発売
発売・発行:フィルムアート社
モリコーネ⾃らが⾃⾝の半⽣を回想し、衝撃の事実の告⽩や、いかにして誇りを⼿にしたか?数多の傑作の名場⾯とワールドコンサートツアーの演奏と共に紐解かれ、さらに、クエンティン・タランティーノ、クリント・イーストウッド、ウォン・カーウァイ、オリバー・ストーンら70⼈以上の著名⼈のインタビューによって、モリコーネの仕事術の秘密が明かされる。
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:エンニオ・モリコーネ、クリント・イーストウッド、クエンティン・タランティーノほか
配給:ギャガ
©2021 Piano b produzioni, gaga, potemkino, terras
2023年1月13日(金) TOHO シネマズ シャンテ、Bunkamura ル•シネマほか全国公開
公式サイト gaga.ne.jp/ennio/