スティーブン・スピルバーグがピューリッツァー賞受賞の同名小説を原作に実写映画化した、映画『カラーパープル』(1985)。アカデミー賞10部門にノミネートされながら無冠に終わったものの、観客の心を掴み、口コミで6週目にして全米1位となり5ヶ月以上のロングランとなった“伝説”の作品が、ミュージカル映画としてよみがえる。この度、本作の予告映像が公開された。
2005年にはブロードウェイでミュージカル版も上演され、複数回にわたる全米ツアー公演、世界各地での公演を経て2015年にはリバイバル公演まで行われた『カラーパープル』は、父親と夫に支配され、最愛の妹と生き別れた主人公セリーが、自由で型破りな女性たちと出会い、輝ける場所を見つけようとする物語。
セリー役を演じるのは、ブロードウェイ版でも同役を演じたファンテイジア・バリーノ。セリーの心の拠り所となる妹ネティの若き姿を演じたのは、『リトル・マーメイド』でも話題を呼んだハリー・ベイリー。自らを軽視する男性にも怯むことなく立ち向かう強い女性ソフィアを演じたのは、ブロードウェイ版でトニー賞にノミネートされたダニエル・ブルックス。ファンテイジアに続き、彼女も第81回ゴールデングローブ賞助演女優賞にノミネートされた。
昨年末12月25日に全米で公開された本作は北米で18,151,050ドルの興収を上げ、クリスマスに公開された作品としては2009年のロバート・ダウニー・Jr主演映画『シャーロック・ホームズ』の2400万ドルに次ぐ歴代2位という好調なスタートを切った。観客、批評家からも高い支持を得ており、賞レースにも期待がかかる。
本作のプロデューサーにはスピルバーグのほか、オリジナル版で映画初出演にしてアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたオプラ・ウィンフリー、オリジナル版でアカデミー賞作曲賞と歌曲賞にノミネートされたクインシー・ジョーンズが集結。新鋭ブリッツ・バザウーレが監督に抜擢された。
映画『カラーパープル』は、2024年2月9日(金)より公開。
優しい母を亡くし横暴な父の言いなりとなったセリーは、父の決めた相手と結婚し、自由のない生活を送っていた。さらに、唯一の心の支えだった最愛の妹ネティとも生き別れてしまう。そんな中、セリーは自立した強い女性ソフィアと、歌手になる夢を叶えたシュグと出会う。彼女たちの生き方に心を動かされたセリーは、少しずつ自分を愛し未来を変えていこうとする。そして遂に、セリーは家を出る決意をし、運命が大きく動き出す。
監督:ブリッツ・バザウレ
原作:アリス・ウォーカー
製作:オプラ・ウィンフリー、スティーブン・スピルバーグ、スコット・サンダース、クインシー・ジョーンズ
出演:ファンテイジア・バリーノ、タラジ・P・ヘンソン、ダニエル・ブルックス、コールマン・ドミンゴ、コーリー・ホーキンズ、H.E.R.、ハリー・ベイリー他
配給:ワーナー・ブラザース映画
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2024年2月9日(金) 公開
公式サイト colorpurple