May 06, 2022 news

“世界に愛を説き続けた本当の姿を知ってほしい” 映画『オードリー・ヘプバーン』ヘレナ・コーン監督が語る特別映像が公開

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永遠の妖精と呼ばれ、美の概念を変えた革新的な存在でスターとしての名声を得たオードリー・ヘプバーンのドキュメンタリー映画『オードリー ・ヘプバーン』。世界中から「愛された」彼女は一方、実生活では愛に恵まれなかった。多くの悲しみと孤独を抱えながらも、「人生の最後に、自分のことを好きになれた」と語る彼女の本当の姿とは。

本作の監督を努めたのは、若干27歳という若さのヘレナ・コーン。彼女は、脚本家としても、監督としても、ミュージシャンとしても活躍する令和を象徴するかのような多才な女性で、これまでにも、短編劇映画や伝説的なカーデザイナーであるフランク・ステファンソンを描いた長編ドキュメンタリー映画を手掛けたほか、ミュージシャンとしてソロシングルも発表してきた。

ヘレナ・コーン監督が、今この時代にオードリーの人生を描いた想いを明かす特別映像が公開された。

映像冒頭、オードリーについて「オードリー・ヘプバーンは私の知る限り、誰よりも弱さと強さを体現した人です。彼女は生涯で多くの困難に直面しましたが、愛と尊厳と気品で乗り越えました。」と語るヘレナ。オードリーのファンだったという母の影響を受けその存在を知った彼女にとって、オードリーは子供のころからの“英雄”だったと明かしている。それは、恐怖や憎しみに溢れる世界で愛の重要性のために立ち上がり、今でも何らかの形で戦い続けているから。彼女はこの映画を作るにあたり、美しさやファッションによって記憶されるオードリー・ヘプバーンではなく、過酷な過去を乗り越え、それ故に人生を賭して世界に愛を説き続けた本当の姿を知ってほしいと想いを込めたそう。

そんなオードリーの本当の姿を描くために、ヘレナはオードリーの女優時代の仲間だけでなく、息子や孫、家族ぐるみの付き合いをしていた友人らから、オードリーの極めてパーソナルな部分を紐解いていった。これまで多くを語られてこなかった戦時下での辛く苦しい子供時代、父の裏切りと両親の離婚、二度に渡る結婚生活の破綻、世界中から称賛されていた美貌にすら奢りを持たず、コンプレックスを抱えていたという本音を明かした不安げな声‥‥劇中では、これまで知っているようで知らなかった“ひとりの人間”としてのオードリーの姿を見ることができる。

映像内でも、「彼女はその人生の中で追ったトラウマを、美しく愛に満ちた方法で乗り越えました。私たちはこれを見習うべきです。人生はトラウマや苦難で決まるものじゃない。乗り越えれば美しいものに変えられるのです」とオードリーの生き方そのものが今を生きる我々へ大きなメッセージを伝えることを明かしており、その言葉とともに、ユニセフ親善大使として、自らの名声を武器に世界中の子供たちに愛を注いだオードリーの姿が映し出されていく。また、オードリー自身の肉声で世界に向けて投げかけられるメッセージも収められている。

本作では、過去の貴重なアーカイブ映像をふんだんに盛り込み、近親者によって語られるインタビュー、そして滅多に聞くことができない本人の肉声によるインタビューによって名声に隠された彼女の本当の姿が描きだされる。ひとりの女性として、人間として、最後まで人々に愛を説き続けたオードリー・ヘプバーン。

美しく、輝かしい姿からは想像できない過酷な過去と拭えない喪失感、そして幼少期のトラウマはオードリーの人生に大きな影を落としたことは間違いない。それでもなお、その影に囚われ続けるのではなく、自ら世界中に惜しみない愛を注ぐことで「人生の最後に、自分のことを好きになれた」と語れる幸せな人生を掴み取ったオードリー。

映画『オードリー・ヘプバーン』は全国公開中。

作品情報
映画『オードリー・ヘップバーン』

永遠の妖精と呼ばれ、美の概念を変えた革新的な存在でスターとしての名声を得たオードリー。世界中から「愛された」彼女は一方、実生活では愛に恵まれなかった。多くの悲しみと孤独を抱えながらも、「人生の最後に、自分のことを好きになれた」と語る彼女の本当の姿とはー。

監督:ヘレナ・コーン

出演:オードリー・ヘプバーン、ショーン・ヘプバーン・ファーラー、エマ・キャスリーン・ヘプバーン・ファーラー、クレア・ワイト・ケラー、ピーター・ボクダノヴィッチ、リチャード・ドレイファス他

配給:STAR CHANNEL MOVIES

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全国公開中

公式サイト audrey-cinema.com