“才能が潰されない世の中”を目指して設⽴された映画レーベル「NOTHING NEW」。その実写長編第1作となる映画『チルド』が、第76回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に選出されたことが発表され、あわせてティザー映像が公開された。
本作の企画・プロデュースを手掛ける「NOTHING NEW」は、2022年に設立された映画レーベル。設立からわずか数年で、ロッテルダム国際映画祭やクレルモン=フェラン国際短編映画祭、サンフランシスコ国際映画祭をはじめ、10以上の国際映画祭に選出される作品を次々と生み出してきた国内外で高い評価を受けている。
本作はコンビニを舞台としたホラー作品で、主演には『寄生獣』や『爆弾』など数々の話題作に出演し、高い演技力が評価される染谷将太。さらに『寝ても覚めても』や「極悪女王」などに出演し、国内外で注目を集める唐田えりか、そして『古畑任三郎』シリーズをはじめ幅広い作品で活躍する西村まさ彦と、実力派揃い。監督は、63rd ACC CREATIVITY AWARDS フィルム部門にて、自身が監督を務めたCMがグランプリを受賞するなど、作家・演出家としても高い評価を受ける岩崎裕介。2024年に発表した脚本・監督作である短編『VOID』はロッテルダム国際映画祭、サンフランシスコ国際映画祭など数々の映画祭に入選し、注目を集めた。
このたび公開されたティザー映像で映し出されるのは、コンビニと思しき冷蔵庫の中のサラダチキンと立ち尽くす染谷将太、のみ。ただそれだけで何やら不穏なものが感じられる。岩崎監督は「アナーキーで不条理な作品ですが、とびきり高密度・高純度な仕上がりです。そして初めて映像で本音を吐けた気がします。それがベルリンという地でどこまで伝わるのか、楽しみです!」とコメント。また、ベルリン国際映画祭フォーラム部門ディレクターのバルバラ・ヴルムは、本作の同映画祭フォーラム部門への選出理由として、「本作は、実力ある俳優陣の多彩な演技、成熟していながら同時に瑞々しさを失わない演出、そして何よりも説得力のあるコンセプトによって、我々に強い衝撃を与えた。この映画は一枚の鏡であり、それは歪んだ現実を写す鏡なのだ」と述べている。

【キャストコメント全文】
▼染谷将太
ベルリン国際映画祭に出品という嬉しい一報が入りました。ですから急遽情報解禁となります。この読み切れない展開が『チルド』らしくて嬉しい限りです。鬼才溢れる岩崎監督と、悪戯心溢れるスタッフキャストの皆さんと共に、現場を走りきって振り返ってみたら、そこにはジャンルレスなホラー映画が爆誕していました。混沌とした世の中に投げつけるようにして作り上げられ、チルドされたこの作品。インターナショナルな場でどう暴れるのか?楽しみで仕方ありません。寒いベルリンの地に『チルド』はお似合いだと思います♡
▼唐田えりか
岩崎さん、岩崎組の皆様、おめでとうございます。脚本を初めて読んだときの興奮、良いことが起こるのではないかという予感までも感じました。染谷さん、西村さんと現場で対峙したとき、それは確信に変わりました。私にとって大きな学びとなり、物作りの楽しさを改めて教えてくれた作品です。ベルリン国際映画祭から本作が羽ばたくこと、本当に嬉しいです。お楽しみに!
▼西村まさ彦
ベルリン国際映画祭に本作『チルド』が選出されたことを、大変光栄に思います。人を「人」としてではなく、「物」として扱ってしまう——そんな現代社会の歪みが、この作品には静かに、しかし鋭く映し出されています。観る側に安易な答えを与えるのではなく、「人間とは何か」「社会とは何か」を突きつけてくる、非常に挑戦的で、観る人に強い問いを投げかける作品だと感じています。この度の選出は、本作が持つ可能性が国境を越えて届いた結果だと受け止めております。
映画『チルド』は、2026年劇場公開。

国内外で高い評価を受ける映画レーベル「NOTHING NEW」。その実写長編第1作
監督・脚本:岩崎裕介
出演:染谷将太、唐田えりか、西村まさ彦
配給:NOTHING NEW
©︎『チルド』製作委員会 (NOTHING NEW・東北新社)
2026年 公開