第28回松本清張賞を満場一致で受賞した波木銅の同名小説を、『猿楽町で会いましょう』の児山隆監督が、南沙良と出口夏希をW主演に迎え実写化した、映画『万事快調<オール・グリーンズ>』。このたび本作の新予告映像が公開された。
ラッパーを夢見ながらも、学校にも家にも居場所を見いだせず鬱屈とした日々を送る朴秀美(南沙良)。陸上部のエースで社交的、かつスクールカースト上位に属しながらも、家庭では問題を抱えている映画好きの矢口美流紅(出口夏希)。未来が見えない町で暮らすどん詰まりの日々の中、朴秀美が地元のラッパー佐藤(金子大地)の家であるものを手に入れる。その出来事をきっかけに、同級生で漫画に詳しい毒舌キャラ岩隈真子(吉田美月喜)、岩隈の後輩で漫画オタクの藤木漢(羽村仁成)らを仲間に引き入れ、同好会〈オール・グリーンズ〉を結成。屋上で禁断の課外活動がはじまる。


この度公開されたのは、学校や家庭にも居場所がなく、未来に行き詰まったド田舎の高校生三人が「人生を諦めるのにはまだ早い! 人生の第二部はここから!」と自分たちの力で未来を奪い取りに行こうとする新予告映像。モザイクがかけられたなにかを手に掲げた朴秀美が、矢口美流紅と岩隈真子に「一緒に金儲けしない?」と誘う場面や、岩隈の後輩の藤木らを巻き込み同好会〈オール・グリーンズ〉結成の瞬間を切り取った、不適切で爽快な映像に仕上がっている。
未来を選べない若者たちが、自らの手で未来を奪いにいこうと軽やかにもがく、新たな時代の不適切な青春映画が幕を開ける。彼女たちの不適切な青春の行方はいかに。

映画『万事快調<オール・グリーンズ>』は、2026年1月16日(金)より公開。

未来が見えない町に暮らす秀美と美流紅たち。自分たちの夢をかなえるために、この町とおさらばするには、一攫千金を狙うしかない!彼女たちは、同好会「オール・グリーンズ」を結成し、禁断の課外活動を始める。
監督・脚本・編集:児山隆
原作:波木銅「万事快調<オール・グリーンズ>」(文春文庫)
出演:南沙良、出口夏希、吉田美月喜、羽村仁成、黒崎煌代、テイ龍進、松岡依都美、安藤裕子、金子大地
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
©2026「万事快調」製作委員会
2026年1月16日(金) 公開