Aug 30, 2023 news

橋本愛×仲野太賀×木竜麻生共演 黒沢清らに師事した新鋭・山本英監督最新作 映画『熱のあとに』釜山国際映画祭でワールドプレミア上映

A A
SHARE

主演に橋本愛、出演に仲野太賀、木竜麻生を迎えた、山本英監督最新作『熱のあとに』が第28回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門にてワールドプレミア上映される。また、あわせて、日本での公開が決定したことも発表された。

本作は、過去に愛した恋人を刺し殺そうとした主人公・沙苗が、数年の服役後、別の男との結婚を経て、もがきながらも愛し方を模索していく物語。沙苗のキャラクターは、2019年に起きた新宿ホスト殺人未遂事件にインスパイアを受けている。

沙苗を演じるのは『桐島、部活やめるってよ』などで第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」『ホリック xxxHOLiC』などに出演、近年では『ザ・フラッシュ』で吹替声優を務めるなどジャンルを超えて幅広い活躍を見せる橋本愛。

沙苗の過去を知りながらも結婚に踏み切る夫・健太を演じるのは、その確かな演技力で映画やドラマで幅広く活躍し『ゆとりですがなにか インターナショナル』「笑いのカイブツ」などの公開作が続々と控える、仲野太賀。

沙苗たちに親し気に接してくる謎めいた女性・足立を演じるのは、主演作『わたし達はおとな』で北京国際映画祭フォーワードフューチャー部門最優秀女優賞を受賞し『Winny』『福田村事件』など話題作への出演が続く、木竜麻生。

監督は、東京藝術大学大学院で諏訪敦彦、黒沢清らに師事し、修了制作『小さな声で囁いて』がマルセイユ国際映画祭、全州国際映画祭などに出品された新進気鋭の若手監督・山本英。山本が脚本のイ・ナウォンと長年あたためていた本作の企画は第21回東京フィルメックスにてNew Director Awardを受賞。4年の歳月を経て、この度完成にこぎつけた。

本作は今年10月に韓国・釜山で開催される第28回釜山国際映画祭のニューカレンツ部門に出品、ワールドプレミア上映される。今回正式出品となったニューカレンツ部門はアジアの新進気鋭の映画監督の1~2作目が対象となる部門。近年は『はちどり』『由宇子の天秤』『さがす』などが出品され、いずれも国内外で高い評価を受けている。