Feb 27, 2025 news

ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、モニカ・バルバロが語る撮影秘話 映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』

A A
SHARE

ジェームズ・マンゴールド監督が、主演にティモシー・シャラメを迎えて贈る最新作、映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』。この度、本作でボブ・ディランを演じるティモシー・シャラメ、ディランの恋人、シルヴィ・ルッソを演じるエル・ファニング、そして、ジョーン・バエズを演じるモニカ・バルバロが勢揃いしたインタビュー映像が公開された。

本作では、60年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の一人の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが、時代の寵児としてスターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく様子が描かれる。

公開された映像でティモシーは、ディラン本人からSNSで「主演のティミー(ティモシー・シャラメ)は素晴らしい俳優だから、真実味のある私を演じてくれるだろう。」と言及されたことについても触れ、「最高だったよ、僕はXが大好きなんだ。そのXに彼本人が投稿して‥‥Xばかり見てる。つい見ちゃう。」「彼の投稿を見てお墨付きを得たと感じたね。彼はヒーローであり伝説だから最高にうれしかった。憧れのヒーローが、“いいぞ その調子だ”と認めてくれた感覚さ」と笑顔を見せる。

そんな憧れの存在だったというディラン役を演じることについてティモシーは「最善の表現方法を探すことに苦労したよ。感傷的なシーンもあればロックを歌うシーンもある。本作では実話に解釈を加えているけど、登場人物は実在する人ですごい時代を駆け抜けた人だ。だから正確に演じたかった。題材になった人を不満にさせるのは嫌だからね。」とプレッシャーを感じていたことを明かす。

一方、エルは「シルヴィが単なる恋人にならないように私も最善の表現方法を模索した。彼女の複雑さや深みを表現し、地に足の着いた強い女性を演じた。本質を捉えて演技に反映したの。いつかボブが映画を観てくれた時に思い出が表現されていると感じてほしい。」と、シルヴィ・ルッソ役に込めた想いを語る。

そして、シャラメ同様、劇中で見事な歌とギター演奏を披露しているモニカは「音楽をものにするのには苦労したわ。全員が素晴らしいミュージシャンだからね。でもエルの言ったことが大きい。どのミュージシャンも尊敬すべき人で敬意を持って演じたいという思いがある。でも彼らの人間らしさを伝えたいという想いもあって、欠点も自然な形で表現したいと思っていた。輝かしい部分と欠点のバランスが難しかったわ。」と、本作で挑んだ音楽シーンの苦労にも触れながら、当時の心境を振り返った。

映像の最後には3人を代表してティモシーが「ファンの皆さん、応援をありがとう。ディランたちは歴史的存在で多くのファンがいるけど、日本にも大勢いるよね。ディランは日本でも何度も公演を成功させた。僕のお気に入りも武道館でのライブなんだ。1970年代の公演を収めたものだ。僕たちが本作に注ぎ込んだ情熱を感じ取ってほしい。ありがとう。」と日本の観客へ向けたメッセージを寄せた。

映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は、2025年2月28日(金)より 全国公開。

作品情報
映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』

60年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の1人の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが、時代の寵児としてスターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく様子が描かれる。

監督:ジェームズ・マンゴールド

出演:ティモシー・シャラメ、エドワード・ノートン、エル・ファニング、モニカ・バルバロ、ボイド・ホルブルック、ダン・フォグラー、ノーバート・レオ・バッツ、スクート・マクネイリー

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

©2025 Searchlight Pictures.

2025年2月28日(金) 全国公開

公式サイト searchlightpictures.jp/movies/acompleteunknown