Feb 13, 2025 news

ティモシー・シャラメらスタッフ・キャストが語る “奇跡”のパフォーマンス誕生の舞台裏 映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』

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『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』『フォードvsフェラーリ』の名匠ジェームズ・マンゴールドが、主演にティモシー・シャラメを迎えて世界に送り出す最新作、映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』。この度、本作の“奇跡”のパフォーマンス誕生の舞台裏を語る「ライク・ア・ローリング・ストーン」の8回目のテイクシーンから始まる特別映像が公開された。

本作では、60年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の1人の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが、時代の寵児としてスターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく様子が描かれていく。ボブ・ディラン本人も本作の製作に協力た本作は、本年度の賞レース戦線を賑わせ、先日の第97回アカデミー賞ノミネート発表において、最高賞となる作品賞をはじめ、監督賞、主演男優賞、助演男優賞(エドワード・ノートン)、助演女優賞(モニカ・バルバロ)、脚色賞、音響賞、衣裳デザイン賞の8部門にノミネートされた。

2月8日(土)には『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』SPECIAL RED CARPET EVENT in TOKYOが華々しく行われ、多くの熱狂的ファンに大声援で迎えられたティモシー・シャラメ。ファンとの温かい交流とともに、「ボブ・ディランという存在が、自分にどれほど大きな影響を与えたのかは、言葉では言い尽くせません」と自身が演じた伝説のアーティスト、ボブ・ディランについて語り「独自の魂を持つ、唯一無二の映画となりました」と日本のファンに熱いメッセージが届けられた。

本作の脚本・監督・製作を務めたジェームズ・マンゴールドは、「ボブ・ディランの物語は、アーティストの宿命と生きざまを描く。特に重要なのは、俳優と作る演奏シーンだ。」と語り、ティモシーと共に歩んだ5年間を振り返る。ボブ・ディランを演じた主演のティモシー・シャラメは、「生の歌と演奏にこだわった。できるなら加工は避けたい。挑戦してよかった。」とこだわりを明かし、映像ではマンゴールド監督とシーンについて語り合う姿や、何度も繰り返された演奏シーンが映し出されていく。製作のフレッド・バーガーは、ティモシーが「40曲も歌った。ギターもハーモニカもすべて生だ。何テイクもね。」と、その圧倒的な挑戦を明かし、シルヴィ役のエル・ファニングも、「鳥肌ものよ。彼がいかに情熱と努力を注いでリアルを追究したか分かる。」とその熱意を称賛。

本作には、伝説のアーティスト、ジョニー・キャッシュも登場。彼を演じたボイド・ホルブルックは、「彼の曲を歌うのは至難の業だ。大変だったね」と振り返り、助演女優賞にノミネートされたジョーン・バエズ役のモニカ・バルバロは「歌はシャワー中に歌う程度だった」にも関わらず、「音楽に取り組んだことで彼女の人格や時代背景を深く理解できた」と語る。

さらに、助演男優賞にノミネートされたエドワード・ノートンは、「生の演者と観客のやり取りから生まれる、活力と化学反応は一味違う」と、音楽の持つ力を強調。プロダクションサウンドミキサーのトッド・メイトランドも、「マイクも楽器もすべて当時と同じものだ。この映画は完全にライブだ。イヤモニなどの装置もない」と、徹底したこだわりを明かす。

ティモシーは、「俳優全員が、実在の人物を心から大切に演じてた」とコメント。最後に監督のジェームズ・マンゴールドは、「ありのままの、本物の音楽映画だ。全員がハマり役だよ」と、キャストを称賛しつつ自信を滲ませた。

映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は、2025年2月28日(金)より 全国公開。

作品情報
映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』

60年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の1人の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが、時代の寵児としてスターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく様子が描かれる。

監督:ジェームズ・マンゴールド

出演:ティモシー・シャラメ、エドワード・ノートン、エル・ファニング、モニカ・バルバロ、ボイド・ホルブルック、ダン・フォグラー、ノーバート・レオ・バッツ、スクート・マクネイリー

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

©2025 Searchlight Pictures.

2025年2月28日(金) 全国公開

公式サイト searchlightpictures.jp/movies/acompleteunknown