Jun 04, 2024 news

【独占】唐沢寿明が昭和気質の編集者を好演! 主演、草笛光子を見事にサポート  映画『九十歳。何がめでたい』 

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直木賞をはじめ数々の賞を受賞し、昨年の11月5日に100歳を迎えた作家・佐藤愛子のベストセラーエッセイ集が実写映画化される。この度、映画『九十歳。何がめでたい』より、唐沢寿明演じる出版社の編集者・吉川真也の場面写真が独占公開された。

2016年5月まで1年に渡り連載され、90歳を迎えヘトヘトになった作家自身の日々の暮らしと世の中への怒り、戸惑いを綴ったエッセイ「九十歳。何がめでたい」。書籍化されるやその「老い」や「現代社会」に対する歯に衣着せぬ物言いと、独特のユーモアが多くの共感を得て、たちまち社会現象に。その後98歳を迎えますますヘトヘトになった日々の暮らしを綴った続編「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」も刊行され、シリーズ累計発行部数は175万部の大ベストセラーとなった。

実在の主人公・作家佐藤愛子を演じるのは、昨年の10月22日に“90歳”を迎え、益々活躍の幅を広げる草笛光子。21年に公開され大ヒットとなった『老後の資金がありません!』の前田哲監督がメガホンをとる。

そして、この度公開されたのは、唐沢寿明演じる出版社の編集者・吉川真也の場面写真。社内では部下への昭和気質で前時代的なコミュニケーションがパワハラ、セクハラだと問題視され謹慎処分、家庭では妻と娘に愛想をつかされて家を出ていかれてしまい、公私ともに厳しい局面を迎えていた吉川だったが、新たに配属となった編集部で持ち上がった断筆宣言をした作家・佐藤愛子(草笛光子)の連載エッセイ企画の担当に立候補。なんとか結果を出して周囲を見返してやろうと悪戦苦闘する。

最初は適当にあしらっていた愛子もそんな吉川の諦めない姿勢に、ついには観念するように連載を承諾。時代の変化の中でどこか孤独を抱える似た者同士の2人は次第に互いのよき理解者となり、エッセイも大ヒットしていく。

本作への出演について「草笛光子さんが主演を務められるということで、何か自分にできる事はないかと思い、出演を決めました」と語る唐沢は、先日行われた完成披露舞台挨拶でも草笛を壇上までエスコートするなど、劇中の吉川のように草笛の隣でサポート。トークの際にはわざとお辞儀をしながらマイクにおでこをぶつけるパフォーマンスで会場を笑わせており、愛子に振り回される吉川のキャラクターに、唐沢ならではのユーモアが活かされている点にも注目したい。

映画『九十歳。何がめでたい』は、2024年6月21日(金)より全国公開。

作品情報
映画『九十歳。何がめでたい』

2023年11月5日に100歳を迎えた作家・佐藤愛子のベストセラーエッセイ集を実写映画化。

監督:前田哲

原作:佐藤愛子「九十歳。何がめでたい」「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」(小学館刊)

出演:草笛光子、唐沢寿明、藤間爽子、片岡千之助、中島瑠菜、オダギリジョー、清水ミチコ、LiLiCo、宮野真守、石田ひかり、三谷幸喜

木村多江  真矢ミキ

配給:松竹

©2024映画 「九十歳。何がめでたい」製作委員会 ©佐藤愛子 小学館

2024年6月21日(金) 全国公開

公式サイト shochiku.co.jp/cinema/lineup/90_medetai/