2026年1月16日に控える日米同時公開を前にロンドンで開催されたワールドプレミアには、製作総指揮ダニー・ボイルと、監督ニア・ダコスタら製作陣のほか、カルト集団のリーダー ジミー・クリスタルを演じるジャック・オコンネル、そんなジミーの支配下で恐怖を味わうことになる少年スパイクを演じたアルフィー・ウィリアムズ、巨大な感染者サムソンを演じるチ・ルイス=パリーらキャスト陣が集結。さらに、シリーズへの24年ぶりの復帰が正式発表されたキリアン・マーフィーが登壇し、公開を待ち望む大勢のファンを熱狂させた。

ダニー・ボイルは「もしこの映画を観に来るなら、最後の最後まで席を立たないでほしい。実に特別な瞬間があるからね。理由は言わないけど観る価値が十分にある。『最高じゃないか!文句なし』って思えるはずだよ」と、並々ならぬ自信を明かし、ニア・ダコスタは「本作は観客に絶望を思い出させてくれる。でも同時に『まだ生きているなら、人生で何か意味のあることは成し遂げられる』とも思わせてくれる。前作から、世界はさらに広がっていく様相を垣間見ることになるでしょう」と語った。人間を見つけては痛めつけて殺す凄惨な儀式を繰り返すカルト集団のリーダー ジミーを演じたジャック・オコンネルは「人間というのは非常に複雑な存在です。ですから、作品を通してその点を突き詰め、登場人物を深く掘り下げることができるのは素晴らしいことです。僕らもとても複雑な魂を持っていますから、ジミーを徹底的に演じましたよ」と語った。

前作のラストでジミーに救われるも、今作では彼の狂気を目の当たりにすることとなるスパイクを演じたアルフィー・ウィリアムズは「非常にディテールが細かく、とても生々しい内容になっています。皆がワクワクするような要素が詰まっていて、前作よりもずっと血みどろで、より残虐になっています」と、シリーズ屈指の恐怖が本作で味わえることを明かした。さらに、ジャック・オコンネルとの共演について「ジャックは、シーンの撮影前、常に役に入り込んでいました。あえて近づいて彼の邪魔をするようなことはしたくありませんでした。彼は完全にその世界に「入って」いましたから」とその怪演っぷりを明かした。ウイルスの研究を進める医者ケルソンと出会うことによって、物語を大きく進めることになる高い知能と圧倒的なパワーを持つ感染者 サムソンを演じたチ・ルイス=パリーは「レイフが演じるケルソンは、私が映画史上で最も好きなキャラクターの一人です。私自身レイフのファンですし、彼のやることは何でも大好きなんです。そのキャラクターと交流し、この世界観の中で一緒に物語を築き上げることができたのは、私にとって想像しうる最高の学びの場でした」と、世界的な名優との共演を振り返った。


そしてキリアン・マーフィーが登場すると会場からは、シリーズ復帰を祝うようにひと際大きい歓声が寄せられた。1作目『28日後…』以来のタッグとなったダニー・ボイルは、キリアンの出演について「本作のラストを観ればわかるよ。『ああ、次はこういう方向に行くんだな』と垣間見ることができるはずだからね」と意味深に語り、24年ぶりのキリアンの復帰に期待を覗かせた。『28日後…』のラストでキリアン演じるジムは、仲間を失いながらもウイルスが蔓延した世界で生きていくことを決めたが、その後のシリーズ作品では登場シーンがなく、安否はおろか、その存在さえも言及されてこなかった。本作でジムがどのような形で復帰を果たすのか、注目したい。

28 年前、人間を一瞬で凶暴化させるウイルスがロンドンで流出し、多くの死者を出した。ウイルスを免れた孤島ホーリーアイランドで生まれ育った少年スパイクは、本土で生き延びていたドクター・ケルソンと出会い、そして病気の母親を看取る。その後、ウイルスが蔓延するイギリス本土でひとり生きる道を選ぶ。前作のラストで、感染者に襲われかけたところを、ジミー・クリスタル率いる全員金髪の暴力的なカルト集団“ジミーズ”に救われたスパイク。しかし、彼に与えられたのは救済ではなく、救いのない世の中で待つさらなる絶望だった‥‥。
監督:ニア・ダコスタ
製作:ダニー・ボイル
脚本:アレックス・ガーランド(『28 年後…』『シビル・ウォー アメリカ最後の日』)
出演:アルフィー・ウィリアムズ、ジャック・オコンネル、レイフ・ファインズ
2026年1月16日(金) 全国の映画館で公開
公式サイト 28years-later