今、明かされる「レジェンド仲良し」の秘密
──今回の映画のサブタイトルは『「レジェンド仲良し」の秘密』ですが、これはどなたが付けたんですか?
みうら あの、俺なんですけど。
いとう 僕にはまったく何の責任もないですから(笑)。
みうら 言い訳ではないんだけど、生まれて初めてのインフルエンザにかかって(笑)。副題の締め切りもあってどうしたもんかと思ったけど、今までのベスト盤を作るって言っても、DVDが出てるからそれを見ればいいことだし、もう一個付加価値みたいなものがあればいいなと思ったんです。20年の中でふたりが仲良しになっていく。そこが映画のベースに流れてたらどうかなってサブタイトルを付けたけど、伝わってませんよね?(笑)
──え、え~っと……。
いとう かえってわかんなくなったんじゃないかってのが、客観的な意見なんだけど(笑)。でも、そこがこの頃のみうらさんの、うまくひと言で言い難い何かなんで。掘ってくと必ず何かが出てくるんだよね。たぶん、そこに考えがあったか、感覚的にこうしたい何かがあったんだろうと思って、僕は「みうらさんがそう言うならいいんじゃない」っておまかせしました。
みうら でも、まだ映画はフタを開けてないから。この映画のことを「レジェンド仲良し」って呼ぶようになるかもしれない。
いとう 一応、俺たちは「レジェ仲」って呼んでるけど。
みうら 「俺とお前はレジェ仲だよな」って流行るかもしれないし(笑)。
いとう さっき、みうらさんが苦しまぎれに「親友の時代は終わった」って言ってたんだけど。
みうら そうそう。
いとう 「親友なんて大したもんじゃない。これからはレジェンド仲良しぐらいに仲良くないと」って。
みうら あれは説明として一番よかった?じゃ、今後、それに統一していこう(笑)。
いとう 今まで百回ぐらい責めてきたけど、ようやく出たね。ちょっと俺も納得がいった(笑)。
みうら 親友については「親とも仲良しじゃないと親友じゃない」って理論があって、いとうさんの両親とうちの両親と一緒に旅行に行ったりもしたんですよ。
いとう 『見仏記』の「親孝行編」だね。
みうら でも、その親友のさらに上にレジェンドってものがあることにようやく気づいたんです。
いとう “ただ友”とかみたいに、友達にも階級があるんだ。レジェンド仲良しは最高峰なんでしょ。
みうら もう、一番登りにくい山ですよ。あれはどこだっけ?
いとう エベレスト?
みうら そこ。
いとう 「登りにくい山」って(笑)。
みうら 登ったことないけどさ(笑)。仲良し界のレジェンドがレジェンド仲良しなんですよ。
いとう この映画を見ればレジェンド仲良しがすばらしいことがわかるから、みんなレジェンド仲良しを目指そう、と。
みうら そう。スライドショーみたいにネタを溜めないでもレジェンド仲良しになれると思います。
いとう サブタイトルは2ヵ月ぐらい前につけたど、レジェンド仲良しのことが今日、やっとわかったね(笑)。
みうら ようやく秘密が明かされたね(笑)。