古川さん演じるエースのお母さん役を演じた『ワンピース』
平野 お二人の一番濃いアニメ共演っていうと何?
古川 僕と裕子ちゃんだと、やっぱり『ドラゴンボール』かな、今だと『ワンピース』だよね(笑)
皆口 親子役ですもんね(笑)
古川 ぶ〜たれてね、最初。「なんで私が、古川さんの母親役なの!」って。
『ドラゴンボール』のときも、裕子ちゃんがレギュラーに入っていて嬉しかったですよ。
皆口 ビーデルという役で、『YAWARA!』が終わった後に選んでいただいたんです。『ドラゴンボール』は、自分が見ていた作品だし、自分が役で入れるなんて思っていなかったので、何か不思議でした。でも以前から仲良くしてくださっていた、鶴(ひろみ)姉ちゃんがいたので、すごく心強かったです。
平野 古川さんから見てどうでした、裕子ちゃんの現場の雰囲気とか。
古川 スタジオでは結構そんなにワーワーされてなくて、クリスタルボイスでたまにぽそぽそと喋っているのを聞くとね、ちょっと耳福でした。
皆口 いやもう本当緊張しいですし、人とうまくコミュニケーションを取れないタイプだったので。20代のときなんか、何か怒ってる?とか、具合悪い?ってよく聞かれていました。
古川 そうなの?今、全然違いますよね。
皆口 というか、この10年ぐらいは毎日機嫌のいいおばさんで過ごそうって決めているので(笑)例えばマコさんとか、誰にも態度がかわらないあのまんまじゃないですか。「その服いいね」とかなんでもない会話がとても上手で、それまでは、そうされている側だったんですけど、ふと気がつくともう自分がそういうことをしなきゃいけない側じゃないかって。なるべく、話かけられるようになろうと思っている今日この頃です。