May 15, 2021 interview

レジェンド声優たちが東京タワーで語り合った!! 「天空トーク vol.02」は『YAWARA!』『ドラゴンボール』から超レジェンド 永井一郎さんの話など裏話が盛り沢山

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テレビアニメで大活躍したベテラン声優たちの技術と魂を後世に受け継ぐ企画 “レジェンド声優インタビュー” 。「出演者の声が聞きたい!」という数多くのリクエストを受け、レジェンド声優の古川登志夫さん、平野文さんのお二人をMCに[レジェンド声優 天空トーク]と名称を改めて、新たにオンライン動画番組となりました。約1時間半に渡る番組は、東京タワー展望台のclub333で実施。2021年1月に第1回、3月に第2回が各々一週間限定で配信されました。

第2回のゲストは、『ねるとん紅鯨団』のナレーションや大人気アニメ 『YAWARA!』の猪熊柔、『美少女戦士セーラームーンS』のセーラーサターンなど数々の作品で魅力的な “少女” 役を演じられている皆口裕子さん。古川登志夫さん、平野文さんのレジェンド声優3人で “固有名詞出まくり” のマニアックトークが繰り広げられました。第3回の配信を前に、今回も大いに盛り上がった[天空トーク]2回目のほんの一部をお届けします。

レジェンド声優たちが東京タワーで語り合った!! 「天空トーク vol.02」は『YAWARA!』『ドラゴンボール』から超レジェンド 永井一郎さんの話など裏話が盛り沢山

声優”皆口裕子”ができるまで

平野文 今回のゲストはこの方です!

皆口裕子 こんにちは、皆口裕子です。大好きな東京タワーに来られて本当に嬉しいです。

古川登志夫 まずは青二プロダクションに入って、声優の皆口裕子ができるまで、なんてお話からどうでしょう。

皆口 私は、児童劇団にいた頃からラジオCMなんかで青二プロからお仕事をいただいていたんです。高校を卒業して1年間はNHKの小学1年生の国語のお姉さんをやっておりまして、ある日地下鉄に乗っていたら、その頃お世話になっていた青二のマネージャーさんが偶然目の前に座っていたんです。「裕子ちゃんいくつになった?」19歳ですって言ったら、「もう児童じゃないだろう、青二に来たら?」って誘っていただいたのがきっかけですね。

古川 20歳のときに青二にはいったんですね。僕との出会いは覚えていますか。

皆口 すごくよく覚えています。『仮面の忍者 赤影』で村のちっちゃい女の子の役をさせていただいた時です。

古川 僕は赤影をやらせてもらっていました。

皆口 青影がマコ(野沢雅子)さんで。

古川 白影が玄田哲章さん。

皆口 聞き覚えのある声ばかりで、スタジオでわぁって感じでした。

古川 文ちゃんは?

平野 私と裕子ちゃんは同じ児童劇団「こまどり」の先輩後輩の関係なんですよ。なので今日はその頃の話もしたいんですが、やっぱり、この天使のような裕子ちゃんの声を我々に知らしめてくれたアニメ作品の話をメインにお聞きしたい。でも、その前にどうしてもお聞きしたいのが『ねるとん紅鯨団』です。

古川 僕もこれは印象深かったですね。クリスタルボイスというか、素敵な声でしたよね。

皆口 実は第1回は男性の方がナレーションをされていて、それを演出のテリー伊藤さんが、ちょっと違う、女の子でやりたいっておっしゃったんです。電話で青二のマネージャーさんに「とにかくお宅で一番素人っぽい女の子を連れてきてくれ」って言われて、選ばれたのが私です。もうその辺の子が喋ってる、なんならその番組に出てる素人の子みたいなっていうコンセプトで選ばれたんです。

古川 すごく印象に残りました、ゆったり喋っていてね。なんかラジオのDJみたいな。

皆口 あれも放送作家の方が女の子で、彼女たちが、その場で原稿を書いて、語尾を「なんとかだわ」の方が恥ずかしいよねとか言いながら書くわけです。だから、可愛いとかいいとか言われるんじゃなくて、あのナレーションを聞いて笑っていただきたかったんですよ。

古川 あれはブレイクしましたよね、そういう意味ではデビューしていきなり名前が売れたよね。

皆口 名前が売れたっていうか、皆さんがモノマネしてくださったりがあったので。

平野 原稿を読んでいるときは地声だったの?

皆口 そうです。もう、声を変えるとかできませんから。

平野 番組は何年続いたんでしたっけ。

皆口 7〜8年ですけど、私は最初の3年半しかやっていないんです。その後は、10人以上の方が担当されていました。

平野 でも、『ねるとん』っていえば裕子ちゃんっていうイメージがありますよね。その頃の思い出って何かありますか?

皆口 私はこの声の仕事を細く長くやりたかったので、ここで流行ってしまうと、もう来年とか仕事がこなくなっちゃうんじゃないかって怖かったんです。

古川 でもあのナレーションの感じを求められることがCMなんかでも多かったんじゃない?

皆口 多かったですね。だからバラエティーだけじゃなくて他の番組のナレーションのお仕事もいただいて。ちょっと自慢なんですけど、あるスタジオに番組のナレーションで呼ばれていたときミキサーさんが「皆口さんありがとうね」って言ってくださったんです。それまではバラエティーに女性のナレーターがいなかったらしくて、「『ねるとん』から若い女の子がナレーションに来るようになった。今はね、可愛い子がいっぱい来るんだよ」って言われて嬉しかったです。

古川 その先鞭をつけたということはすごいよね。

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