May 26, 2019 interview

秦 基博は怖い人?!『さよならくちびる』主題歌の制作&レコーディング秘話を3人が明かす

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女優を始めるきっかけと刺激、読んで“曲の書き方が変わった”本

――最後に、otocotoではこれまでに影響を受けた作品やお好きな作品をお伺いしておりますので、それぞれ教えていただければと思います。

門脇  私は、子どもの頃から早く働きたいと思っていたんです。幼い頃から習っていたクラシックバレエで挫折したこともあって、早く“何者か”になりたかったんですよね。そんな時に、当時の私と同じくらいの子が出てる映画――それこそ塩田監督の『害虫』(02年)の宮﨑あおいさんとか、『カナリア』(04年)の谷村美月さんとかを観た時に、映画なら子どもも出られる! と思って。わりと不純な動機ではあるんですけど(笑)、この仕事を始める大きなきっかけになったと思います。

   すごいなぁ。僕は親のスネがなくなるくらい齧ってました(笑)。

門脇  秦さんってデビューはいつだったんですか?

   26歳の時です。

門脇  でも、10代の頃から曲は書かれてたんですよね?

   18歳ぐらいからライブハウスに出て歌ってましたね。でも、デビューするまでの間には大学生活も4年間送っているので。早く働きたいっていうのはすごいなぁと思って。

――小松さんは何か、きっかけになるような作品ってありますか?

小松  私はお仕事がモデルから始まったので、もともとは女優さんになりたいとは思ってなかったんです。それが、いろんな作品だったり、いろんな人と出会っていく中で、そういう気持ちが芽生えてきて……。私、映画っていう“現場”がすごく好きなんですよね。そこでいろんな世代の方たちとお芝居をしたり、お話をさせていただくことが、本当に自分にとって刺激になってるんです。なので、この作品がっていうよりも、一つひとつの作品から少しずついろんなパワーをもらってきたと言ったほうが、自分的にもしっくりくるなって思います。

――秦さんはいかがですか?

   僕は太宰治の「道化の華」ですね。これは、普段はヘラヘラ笑ってるけど心の中ではいろんなことを考えてるみたいな、人間の二面性が描かれている小説で。20歳前後の時に読んだんですけど、それまでって結構一つの側面から曲を書くことが多かったんですよ。それが、この小説を読んでから二面性というか、両方書くからいいんだなっていうのを感じて、曲の書き方も変わっていった気がします。

門脇  かっこいいね。

小松  うん。かっこいい

   「かっこいい」いただきました。ここ、太字でお願いします(笑)。

取材・文/片貝久美子
撮影/中村彰男

秦 基博:スタイリスト/臼井崇(THYMON Inc.)
小松菜奈:ヘアメイク/小澤麻衣 スタイリスト/吉田恵
門脇 麦:ヘアメイク/石川奈緒記 スタイリスト/吉田恵

プロフィール
秦 基博(はた・もとひろ)

1980年生まれ、宮崎県出身。2006年、1stシングル「シンクロ」でメジャーデビューを果たして以降、現在までにオリジナルアルバム5枚をリリース。映画やドラマ・CMへの楽曲提供も多く、『言の葉の庭』(13年)のエンディングテーマ「Rain」(大江千里カバー)/イメージソング「言ノ葉」、『STAND BY ME ドラえもん』(14年)の主題歌 「ひまわりの約束」、『あん』(15年)の主題歌「水彩の月」、『聖の青春』(16年)の主題歌「終わりのない空」など数々の名曲で映画を彩っている。10月20日(日)、生まれ故郷の宮崎県日南市で「日南市合併10周年記念“HATA EXPO”in 飫肥城下町」を開催する。

小松菜奈(こまつ・なな)

1996年生まれ、東京都出身。2008年よりモデルとして活動しながら、TV、CMなどに出演。中島哲也監督に見出され、『渇き。』(14年)でスクリーンデビューを飾り、日本アカデミー賞新人俳優賞を始め数々の賞を受賞。他の出演作に『近キョリ恋愛』(14年)、『バクマン。』(15年)、『ディストラクション・ベイビーズ』『溺れるナイフ』(16年)、『恋は雨上がりのように』『来る』(18年)など。公開待機作に、『閉鎖病棟(仮)』(19年11月公開)、『さくら』(2020年初夏公開)がある。

門脇 麦(かどわき・むぎ)

1992年生まれ、東京都出身。2011年にドラマで女優デビュー後、2014年の三浦大輔監督作『愛の渦』で注目を集める。その後、TV、CM、舞台と幅広く活躍し、『二重生活』(16年)で初の単独主演を果たす。主な出演作に、『こどもつかい』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(17年)、『ここは退屈迎えに来て』(18年)、『チワワちゃん』(19年)など。主演作『止められるか、俺たちを』(18年)ではブルーリボン賞主演女優賞に輝いた。2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」にヒロイン・駒役で出演することが決定している。

作品情報
『さよならくちびる』

インディーズで人気の女性ギターデュオ“ハルレオ”のレオ(小松菜奈)とハル(門脇 麦)。付き人シマ(成田 凌)が参加していくことで徐々に関係をこじらせていく。やがて3人が出した答えは“解散”。全国ツアーの道中、歌詞にしか書けないハルの真実と、歌声でしか出せないレオの想い、隠していたシマの本音も露わになり――。それぞれの想いがつまった曲「さよならくちびる」は、3人の世界をつき動かしていく――。
監督・脚本・原案:塩田明彦
出演:小松菜奈 門脇 麦 成田 凌  篠山輝信 松本まりか 新谷ゆづみ 日髙麻鈴 青柳尊哉 松浦祐也 篠原ゆき子 マキタスポーツ
主題歌:ハルレオ「さよならくちびる」(作詞・作曲・プロデュース:秦 基博)
挿入歌:ハルレオ「誰にだって訳がある」「たちまち嵐」(作詞・作曲:あいみょん)
配給:ギャガ
2019年5月31日(金)公開
© 2019「さよならくちびる」製作委員会
公式サイト:gaga.ne.jp/kuchibiru/


【CD情報】
「さよならくちびる」/ハルレオ
発売中
1,200円(税抜)

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