May 26, 2019 interview

秦 基博は怖い人?!『さよならくちびる』主題歌の制作&レコーディング秘話を3人が明かす

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初対面となったレコーディング秘話、孤独なボーカルブース

――曲を渡す時に秦さんから何かアドバイスされたんですか?

秦   それは全然なかったですね。

門脇  映画を撮り終えた後、主題歌用のレコーディングをする時に初めてお会いしました。

――そうだったんですね。小松さんと門脇さんは普段の活動の中でレコーディングをする機会はなかなかないと思いますが、映画を撮り終えた後のレコーディングということで歌い慣れた感覚もあったのでは?

門脇  実は、レコーディングは撮影から少し時間が空いてたんです。撮影で毎日歌っていた時の肉体と、時間が空いちゃった時の肉体の感じは違うので、実を言うと結構不安を抱えてのレコーディングでした。それこそ、先にレコーディングしてた菜奈ちゃんに連絡して、「秦さん、どうだった?」「めっちゃ優しかった!」みたいな(笑)。で、私も終わってから「秦さん、めっちゃ優しかった!」って連絡するっていう(笑)。

小松  ヘタクソだなって怒られるかと思ったんですよね(笑)。

   そんなことはしないですよ(笑)。

小松  秦さんって怒ったことあるんですか?

秦   ありますよ、ありますよ。

小松  ブチ切れたこととかは……?

   普段も全然ブチ切れたりしますよ(笑)。

小松  “普段も”って、絶対ウソ(笑)!

   いやいや、舌打ちしながら運転したりしますよ(笑)。現場でキレたりはしないですけどね。主に車の中でキレてます(笑)。

――レコーディング当日は、秦さんからお二人に歌のアドバイスもされたんですか?

   テクニカルなことというよりかは、楽しく歌って、楽しく帰ってほしいなと思っていました。

小松  優しい……(笑)。

   やっぱり沈んだ気持ちの歌は沈んじゃうので。気持ちと歌は直結しているというか。だから、切ない曲ではあるんですけど、声色は豊かに表現してほしいなと思ったんですよね。

――秦さん的には小松さんと門脇さんを“ホーム”に迎え入れるという感じですよね。

   そうですね。僕のほうがレコーディングには慣れてますし。あと、ボーカルブースって孤独なんですよ。

門脇  すごくわかります! ガラスの向こうでみんなが話してると、「あ、ダメだったのかな?」ってなるよね?

小松  なるなる。「悪口言われてるのかな?」とか(笑)。

門脇  そうそうそう(笑)!

小松  歌った後、「少々お待ちください」って言われるんですけど、その間はマイナスなことしか浮かばなくて(笑)。だから、なるべく見たくなくてカーテンを閉めてもらいました(笑)。

門脇  私もそうでした(笑)。

小松  でも、すごく貴重な体験をさせていただいたなって思います。

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