Jun 24, 2017 interview

加藤諒、狙うは2.5次元ミュージカルにおける三頭身少年キャラの全制覇!?

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今年の4月より、毎月25日が「2.5Dの日」に制定されたのはご存知でしょうか? これは一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会が、日本のみならず世界からも熱い注目を浴びている2.5次元ミュージカルの認知度アップのために制定したもの。そして、2.5Dの魅力をさらに伝えるために初代アンバサダーに任命されたのが、TVやCMなど幅広く活躍中の加藤諒さん。舞台「パタリロ!」でのハマりっぷりも話題になった加藤さんに、奥深い2.5Dの世界について語っていただきました。

 

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──加藤さんは初代2.5Dアンバサダーに今年の4月に就任されましたが、その一報を聞いたときの率直なお気持ちは?

正直なところを申しますと、『僕でいいのかな?』って……。僕もこれまで、『ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」』、残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』、舞台「パタリロ!」と2.5次元ミュージカルに出演させていただいていますが、“2.5Dの神”と呼ぶにふさわしい役者さんがたくさんいらっしゃるので。そんな中で加藤を任命いただいたことはとても恐れ多いのですが、同時にとても誇らしい気持ちでした。アンバサダーとしての活動内容はこれから増えていくと思うので、選んでいただいたからには、2.5次元ミュージカルの素晴らしさを世界中に発信できるよう活動していきたいです。

──加藤さんご自身、2.5次元ミュージカルの舞台を観にいくことは?

もちろんあります。僕と2.5次元ミュージカルとの最初の出会いは、ミュージカル『テニスの王子様』(通称テニミュ)だったのですが、幼馴染で俳優の川原一馬や、レッスンスタジオの先輩が出演していたことがきっかけで。その後も、同じ事務所の白洲迅や木戸邑弥など、周りの俳優仲間でテニミュに出演する人が多くて。最近ですと、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」や、『ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」~暁の調べ~』も観に行きました。もともと僕は大のマンガ好きなので、2.5次元ミュージカルを観るときは大好きな原作コミックが舞台になる喜びを、観客の皆さんと同じ目線で楽しんでいます。

 

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──ご自身が2.5D作品でキャラクターを演じる際に、プレッシャーを感じたりすることもありますか?

僕もマンガ好きとして、原作ファンの方々の気持ちもとてもよくわかるんです。だからこそ原作ファンの方が舞台を観に来て、楽しんで帰ってくださる光景が何よりもうれしくて。『パタリロ!』のときも、長い間愛されている名作マンガが原作なので、自分がパタリロを演じることでどういう反応が来るんだろうと不安に感じていた部分も大いにあったんです。でもパタリロのビジュアルが解禁になったときに、僕のTwitterに1万件近くの良い反応をいただけて。それを目の当たりにして、少し安心することができました。パタリロの原作者である魔夜峰央先生にお会いしたときにも、僕と、マライヒ役の佐奈宏紀くん、バンコラン役の青木玄徳くんを見て、『この3人が入れば大丈夫』と言ってくださったんです。2.5次元ミュージカルにとって、原作者の先生というのは神様のような方なので、魔夜先生にそういう声をかけていただいたことは何よりも励みになりました。

──一般的な舞台と2.5次元ミュージカルでは、役を演じる上での気持ちの違いはありますか?

演じる上での気持ちに差はありません。ただ、原作者の先生や、原作を愛するファンの方をがっかりさせてはいけないな、という気持ちはつねに持っています。原作をきちんと読み込んで、好きになって、尊敬の気持ちを持った上で演じることで、観ている方へも愛が伝わるのかなと僕は思っているんです。『NARUTO』で秋道チョウジを演じたときも、稽古場にコミックス全巻とその派生本まで常備されていて、自分の稽古がないときはコミックスを読みながらヒントをもらったりしていました。舞台では描かれていない場面でも、キャラクター同士の関係性を表すようなエピソードや動きなどがあれば取り入れてみたり。

──ある程度、ご自身の提案が生かされた部分もあったのですか?

僕が演じた秋道チョウジと、山中いの、奈良シカマルの3人は、“猪鹿蝶”というトリオだったのですが、日替わりで猪鹿蝶が自由に演じて良いシーンが用意されていたので、3人で相談しあって、例えばチョウジの誕生日だった公演のときには『おめでとう』ってセリフを入れてみたり、色々と遊ばせていただきました。舞台ならではの醍醐味です。

 

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──たしかに、舞台はライブと同じで、1日として同じことがないですもんね。

そうなんです。あと2.5次元というのは、紙の上に描かれている平面の世界の2次元と、僕たちが普段生きている3次元の間なので、マンガならではの表現を立体の世界に変換したものを観ることができることも楽しみの一つだと思います。例えばこの必殺技は後ろから見るとこうなっているんだ、とか、このときに髪の毛はこうやって動くんだ、とか、そういう発見もあると思うんです。2.5次元ミュージカルはビジュアルの再現度もかなり高いので、衣装の細かい部分まで観ているお客さんも多いみたいですよ。

──2.5Dアンバサダーとして、加藤さんが使命に感じていることはありますか?

ドラマや映画と違って、舞台に対して敷居の高いイメージをお持ちの方が多いように感じるんです。そういう思いを抱いている方が、もうちょっと気軽に舞台へ足を運んでいただけるお手伝いができたらな、と。2.5次元ミュージカルは誰もが知っているマンガを原作にしていることが多いので、親しみやすいですし、お子さんでも楽しんでいただける作品もたくさんあります。僕が出演した作品の中では、『NARUTO』は友情や絆が作品のテーマになっているので、そういうことを舞台を観ることで感じたりできるのは、とても素敵なことだと思うんです。