Jul 30, 2022 interview

【玉木宏インタビュー】吹替で感じた声だけで役を体現する難しさ『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』

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自分のためだけではない仕事

―― 全6作のシリーズの魅力はどこだと思いますか?

恐竜は、実際にいたら、ものすごく怖いものだと思うんですが、恐竜に思いをはせる人が多いのは、地球上にこんなに大きい生物が生きていたという驚きとワクワク感があるからだと思います。自分が幼い時に戻れるような高揚感、その反面、恐竜は怖い存在でもある。空想と現実が融合された作品だと思います。

―― 恐竜は少年時代から好きでしたか?

ティラノサウルスは好きでしたね。ゾイドというプラモデルがありましたが、これは恐竜がモチーフで、ずっと身近なところにあったのかもしないです。子供も、テレビ番組かYouTubeで見たのか、「ガオー」と恐竜の真似をして見せてくれるんですが、自分もそういうことをやっていたのかもしれないです。子供は、恐竜は怖いものという認識はまだないようですが、不思議な存在ではないのかなと思います。

―― バイクに乗られているということですが、オフはツーリングにも出かけるのですか。

ドラマ撮影などで多忙だったので、ここしばらく乗っていませんが、自然が好きなので、タイミングがあれば、山にも行ったみたいです。今は落ち着いて、子供と一緒にいる時間も多いんです。そうなると、車にチャイルドシートをつけて、子供と出かけることが多いかな。それは、それでいい時間なんです。

―― 『ジュラシック・ワールド』シリーズの吹替はお子さんに誇れる作品になりそうですね。

今は理解できないですが、大きくなったら、一緒に楽しんで観られる映画だと思います。今は自分のためだけではなく、子供も喜ぶ仕事をしたいと思っています。吹替版はちゃんと映画に集中でき、細部まで楽しむことができます。この作品は大きいスクリーンで観てこそだと思っていますので、映画館で観たいと思っています。

取材・文 / 平辻哲也
写真 / 曽我美芽

作品情報
『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』から4年。恐竜の保護活動を続けるオーウェンとクレアは、14歳になったメイジーを守るため、人里離れた山小屋で暮らしていた。一方、サトラー博士、グラント博士、マルコム博士は世界各地から恐竜を集めるバイオテクノロジー企業「バイオシン」のバイオシンの恐るべき計画を探る。人類と恐竜の共生の道を見出すことはできるのか?

監督:コリン・トレボロウ

出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム、サム・ニール

吹替版声優:玉木宏、木村佳乃 ほか

配給:東宝東和

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2022年7月29日(金) 全国公開

公式サイト jurassicworld.jp