May 05, 2022 interview

浜野謙太が語る チームワークの中で演じることを楽しんだ『劇場版ラジエーションハウス』

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自分が納得して楽しんで演じないと意味がない

池ノ辺 本格的に俳優をやってみようと思うようになったきっかけは何ですか?

浜野 音楽をずっとやっていたので、もともと俳優をやろうと思って始めたわけではないんですが、ひょんなことから、すごい役を頂いたことがあって。

池ノ辺 吉高由里子さんが主演の『婚前特急』ですよね。

浜野 そうです。あのときは、監督さんが吉高由里子ちゃんの相手役は、ライブを見に行ったときのアイツしかいないみたいな感じで憶えていてくれて、突然オファーが来たんです。オーディションを受けてみませんかと。

池ノ辺 それまでは俳優をやりたいとは思っていなかった?

浜野 近くに星野源くんがいたので、俳優の世界がどれだけ厳しいものかっていうのは、なんとなくわかっていたので、自分には出来るものではないというふうに思ってたんですけど、『婚前特急』は、芝居をするっていうことは、こんなにも面白いものなんだと身にしみて思ったんです。

池ノ辺 どうして、そう思えたんでしょうね?

浜野 音楽とお芝居することの共通点みたいなものを見つけて、楽しみどころを知ったんだと思います。それに、違う畑から映画に呼ばれた自分が楽しみを味わって演じないと、演じる意味がないと思ったんです。