第7回：最近また、映画館で観る価値がちょっと上がってきているような気がします。

そうかあ、実は私、なかなか新宿に行かないので。

来てくださいよ。

どうしても六本木が多くて、その他だと銀座と豊洲。

場合によっては品川。

新宿は夜中に行くバルトさん。

シネコンばっかりじゃないですか（苦笑）。

ごめんなさい。

テアトル新宿のレイトショーに行くと、映画業界の人に、場合によっては俳優さんにも会えるって有名ですけど。

新宿は多いです、本当に、すごい頻度でみなさん、来られるんで。

新宿で観るというのが、邦画好きの中でひとつのステイタスになってきているような気がしますね。

一時期、シネマライズで映画を観たというのがステイタスだったけど、あの感覚に近づいていると思いますね。

ライズに行くことはカッコよかったですもんね、1990年代。

映画館で映画を観ることがステイタスだった時代から、一時期、劇場離れ時代に変わったんですけど、最近また、映画館で観る価値がちょっと上がってきているような気がします。

それは、西澤さんにこれまで伺ってきたように、映画を一つ一つを大事にする姿勢が「未体験ゾーンの映画たち」のように、面白いことが映画館で起きているということが伝わってきたからですよね。

さて、シリーズが終わるとき、毎回、皆さんに聞いている質問を最後にさせてください。

「西澤さんにとって、映画とはなんですか？」

すごい質問だなあ。

それ、考えたこともなかったですね。

前もって、聞いて欲しかった。

じゃあ、もうちょっとおしゃべりして、この質問は後回しにします？

いやいや、考えてもしょうがないんで。

こういうのって、思い付きが大切。

そうですね、映画って僕にとっては楽しむものかな。