- 池ノ辺
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どうでしたか? 観客の反応は。
- 西澤
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いまいち盛り上がらなかったです(苦笑)、パッケージが出ちゃっていたというのもあるかもしれない。
- 池ノ辺
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若い子は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、知らない子が多すぎるもの。
- 西澤
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そうかもしれないですね。
- 池ノ辺
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うちの社内でも、若い子は、劇場で見ていないからね。
- 西澤
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寂しいなあ。
僕、マイケル・J・フォックスが好きで、彼が主演だったテレビシリーズ『ファミリー・タイズ』(1982年から1989年まで7シーズン、オンエア)とか大好きでした、知ってます?
- 池ノ辺
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もちろん、知ってますよ。
私、マイケルが主演のラブコメものの予告編、CICやUIPでいっぱい作りましたもん。
『摩天楼はバラ色に』とか。
- 西澤
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ああ、あれも僕、大好きだったなあ。
- 池ノ辺
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実はうちの会社も、Netflixさんの仕事もしてるんです。
日本制作のドラマが、一斉に全世界同時にそれぞれの国の母国語で配信される。
驚きです。
面白い作品もいっぱいありますね。
『The OA』って知ってます?
輪廻転生のドラマなんだけど、めちゃくちゃ面白い。
あれなんて、なんとか劇場で公開できないかな。
- 西澤
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うちでやれるように考えてくださいよ、できないですか(笑)。
- 池ノ辺
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とっても面白い時代になったとわたしは思ってるんです。
映画だと思っていた作品がテレビドラマとして配信されたり、テレビドラマが映画になったり、見る側がいろんなものを選択し始めた時代なので、大きなスクリーンを持つ劇場ならではの強さもあると思んです。
- 西澤
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もちろんです、そう思います。
だから「未体験ゾーン」も人が入るんです。
- 池ノ辺
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どれくらい入るんですか?
- 西澤
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ヒューマントラストシネマだけで、興行収入は2500万円ほど行きます。
- 池ノ辺
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それはすごいね、客層は?
- 西澤
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広いです。
ただ、サスペンスやホラーもあるので、総じていうと40代の男性が多い。
- 池ノ辺
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DVDを買う世代ね。
- 西澤
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ただ、『猟奇的な彼女』シリーズの新作など韓国映画がかかる日は、女性が多い。
今年だったら『世界の果てまでヒャッホー!』は20代、30代に響いていました。
- 池ノ辺
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うん、全方位的に攻めているんですね。
- 西澤
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そういうことです。
(文:金原由佳 / 写真:岡本英理)
映画『スウィート17モンスター』
共感率100%!こじらせたまま大人になったすべての人に捧ぐ21世紀の青春映画の傑作誕生! 誰もが”あの頃”のリアルな痛さを思い出して悶絶&涙する人続出。”めったに出会えない宝物”のような青春映画だと全米No.1批評家サイトロッテントマト95%絶賛。
主人公ネイディーン役は、『トゥルー・グリッド』で14歳のときにオスカーにノミネートされ、歌手としても人気のヘイリー・スタインフェルド。自己愛と自己嫌悪の狭間で揺れる等身大の17歳像を演じ、ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネート。監督は、ウエス・アンダーソンを発掘した名プロデューサーが抜擢したケリー・フレモン・クレイグ。自身の脚本を初監督し、NY映画批評家協会賞第一回作品賞を受賞するなど、本作は、賞レース4受賞、18ノミネートの快挙を達成。 教師役には個性派俳優ウディ・ハレルソン、母親役に『クローザー』のキーラ・セジウィック、兄ダリアン役に『glee/グリー』シリーズのブレイク・ジェナーが、主人公に寄り添い彼女を見守る「大人になりきれない大人」たちを見事に演じている。親、兄妹、友人、そして‟あの頃の自分”目線で共感する人も多いはず。
映画 『スウィ―ト17モンスター』公開中
公式サイト http://www.sweet17monster.com/
公式Facebook https://www.facebook.com/Sweet17MonsterJP
公式Twitter https://twitter.com/Sweet17Monster
PROFILE
■西澤彰弘(にしざわ・あきひろ)
東京テアトル株式会社 映像事業部 編成部 部長 1969年8月25日、おとめ座、A型。大学卒業後、1992年東京テアトル入社。 銀座テアトルシネマ、シネヴィヴァン六本木、シネセゾン渋谷、テアトルタイムズスクエアで劇場勤務。 2004年~番組編成担当。(ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル新宿、シネリーブル池袋、テアトル梅田、シネリーブル梅田、シネリーブル神戸、キネカ大森、新所沢レッツシネパーク、現在9サイト)