- 西澤
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入れてます。
- 池ノ辺
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ということは制作費かかってますよね?
- 西澤
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通常はすごいかかるんです。
でも、未体験ゾーンにかかる映画は毎年、50本以上なので、全部パッケージにして、一つの会社にお願いしてDCPを作成してもらっています。
- 池ノ辺
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すごい工夫。
2017年は何本上映したんですか?
- 西澤
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2017年1月から3月いっぱいかけて60本、上映しました。
例えば今年だったらゲイリー・マーシャル監督の遺作で、ジュリア・ロバーツとジェニファー・アニストンが共演した『マザーズ・デイ』なんてかけています。
- 池ノ辺
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えらい!
このメンツだったら、数年前は劇場でかからないなんてありえないです。
- 西澤
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そうなんですよ、この企画は自分で立てといて、自分で言うのもなんですけど、本当に、面白いですよ。
- 池ノ辺
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要するにロードショーにならないものをここで一挙に見ようぜ! という贅沢な2ヶ月間のイベントですね?
- 西澤
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そうそう、遊び心のある映画もあります。
本当に。
でも、映画祭ですからね。
ときどき、トラップみたいな、「うわ、なんで、こんなの見てしまったんだ!」っていうつまらない映画に出会うときもあるじゃないですか?
- 池ノ辺
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あるある。
あ、間違えちゃったっていうの(笑)。
- 西澤
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そういう地雷も何本か仕掛けてあるので、そのときは、「わ、やられた!」ってものすごくつまらない映画を見てください(笑)。
- 池ノ辺
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通しの券はあるんですか?
- 西澤
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ないです。
1300円均一。
ただ、半券を持ってくると、どの作品も1100円になるんですよ。
- 池ノ辺
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じゃあ、1回見たら2度美味しい、3度美味しい。
素敵な企画です。
毎年、続けてください。
- 西澤
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はい、これぞ、映画館でしか体験できないことだと思います。
(文:金原由佳 / 写真:岡本英理)
映画『スウィート17モンスター』
共感率100%!こじらせたまま大人になったすべての人に捧ぐ21世紀の青春映画の傑作誕生! 誰もが”あの頃”のリアルな痛さを思い出して悶絶&涙する人続出。”めったに出会えない宝物”のような青春映画だと全米No.1批評家サイトロッテントマト95%絶賛。
主人公ネイディーン役は、『トゥルー・グリッド』で14歳のときにオスカーにノミネートされ、歌手としても人気のヘイリー・スタインフェルド。自己愛と自己嫌悪の狭間で揺れる等身大の17歳像を演じ、ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネート。監督は、ウエス・アンダーソンを発掘した名プロデューサーが抜擢したケリー・フレモン・クレイグ。自身の脚本を初監督し、NY映画批評家協会賞第一回作品賞を受賞するなど、本作は、賞レース4受賞、18ノミネートの快挙を達成。 教師役には個性派俳優ウディ・ハレルソン、母親役に『クローザー』のキーラ・セジウィック、兄ダリアン役に『glee/グリー』シリーズのブレイク・ジェナーが、主人公に寄り添い彼女を見守る「大人になりきれない大人」たちを見事に演じている。親、兄妹、友人、そして‟あの頃の自分”目線で共感する人も多いはず。
映画 『スウィ―ト17モンスター』公開中
公式サイト http://www.sweet17monster.com/
公式Facebook https://www.facebook.com/Sweet17MonsterJP
公式Twitter https://twitter.com/Sweet17Monster
PROFILE
■西澤彰弘(にしざわ・あきひろ)
東京テアトル株式会社 映像事業部 編成部 部長 1969年8月25日、おとめ座、A型。大学卒業後、1992年東京テアトル入社。 銀座テアトルシネマ、シネヴィヴァン六本木、シネセゾン渋谷、テアトルタイムズスクエアで劇場勤務。 2004年~番組編成担当。(ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル新宿、シネリーブル池袋、テアトル梅田、シネリーブル梅田、シネリーブル神戸、キネカ大森、新所沢レッツシネパーク、現在9サイト)