Apr 21, 2017

インタビュー

第1回:『スウィート17モンスター』は、劇場側からいろいろ発信しています。

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池ノ辺直子の「新・映画は愛よ!!」

Season15  vol.01
東京テアトル株式会社 
映像事業部編成部長
西澤彰弘 氏

 

 

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映画が大好きで、映画の仕事に関われてなんて幸せもんだと思っている予告編制作会社代表の池ノ辺直子が、同じく映画大好きな業界の人たちと語り合う「新・映画は愛よ!!」


Season15は、クラウドファンディングで資金を集め、公開後そのクオリティの高さから口コミで上映館数がどんどん増えていったアニメーション映画『この世界の片隅に』の大ヒットで乗りに乗っている東京テアトル株式会社、映像事業部編成部長の西澤彰弘さんに、映画興行に関するお話を伺っていきます。第1回目は422日から東京テアトル直営の映画館ヒューマントラスト渋谷で公開される『スウィート17モンスター』のお話を伺います

→前回までのコラムはこちら

 

 

池ノ辺直子
(以下 池ノ辺)

「映画は愛よ‼」の連載もSeason15へと突入しますが、今回は初めて興行部門の方をお招きしました。

アニメーション映画『この世界の片隅に』の大ヒットなどで乗りに乗っている東京テアトル株式会社、映像事業部編成部長の西澤彰弘さんです。

西澤さんは劇場運営や劇場で上映する作品の編成のお仕事ですので、予告編を作る私との直接の接点はなかったですね。

 

西澤彰弘
(以下、西澤)

ええ。

僕が知っているのは池ノ辺さんの会社の「バカ・ザ・バッカ」というお名前と、会社名の入ったペットボトルの阿蘇の水しか知りません(笑)。

 

池ノ辺

あら、じゃあ今日、お水持って来ればよかった。

さて今回は、初の興行部の方ということで、聞きたいことはいっぱいあるんですけど、まずは明日422日から東京テアトル直営の映画館、ヒューマントラスト渋谷で公開される『スウィート17モンスター』のお話から聞かせてください。

で、なぜ、今回、西澤さんとお話をしたいとお願いしたかといいますと、実は私が『スウィート17モンスター』の予告編を作っているからです。

 

西澤

配給はカルチャヴィルですね。

 

池ノ辺

そう、そのカルチャヴィルの中村さんはいろいろ面白い作品を世界から見つけて日本に持ち帰ってくる人なんですけど、その中村さんからある日、「今度、面白い作品を手掛けるから予告を作ってくれませんか?」と電話があったんです。

でも、「特別な料金で」って。

 

西澤

お金ないからね(笑)。

 

池ノ辺

そうそう。

で、思ったの。

こういう作品は劇場でかける従来のタイプの予告編と並行して、ウェブ専用のムービーを展開していかないとダメだと。

私自身、映画の予告編の求められ方が時代に応じてどんどん変わってきているのをここ数年感じていて、うちの会社でも宣伝展開の映像を面白く作ることが多くなった。

それで、「よし、中村さん、やろう」と受けたんです。

でも、その代わりに、ギャガやパラマウントで活躍されていたGEM Partners株式会社の星野有香さんと組みたいって提案したら、中村さんが「いいですよ」と。

それで中村さんと星野さんと会って、タイトルからみんなで決めようよと盛り上がって、じゃあ、予告はこうしよう、ポスターのデザインは誰それに頼もうと、もう仲間が集まって知恵を集めてやるような感じになっちゃった。

 

西澤

通常の、映画会社から仕事を発注されて受けるっていうのではなく、個人それぞれが楽しんでやってるんですよね。