Mar 04, 2018 interview

知念侑李、主演映画『坂道のアポロン』に込めた想い、自身の“青春”であるジャニーズ愛を語る

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驚いたのは“公衆電話”と“屋上”。共演陣とのエピソード、Hey! Say! JUMPにいる時との違い

 

──さて、今回は1カ月半にわたるオール九州ロケが行われましたが、街中が昭和の雰囲気に包まれていましたね。撮影中に、何か“昭和”を感じて新鮮だったことはありましたか?

公衆電話に10円玉を何枚も積んで、ドキドキしながら律子(小松菜奈)に電話するシーンは印象的でした。あのスタイルは経験したことがなかったので…(笑)。今は一人ひとりがスマホを持っていますし、家の電話にかけることってないじゃないですか。「絶対、僕にはかけられない!」って思いました(笑)。あとは、学校の屋上のシーンです。今の時代、屋上ってあまり上がれないですよね。でも、撮影で上がる度に、すごくいいなって思っていました。

──今作で知念さんは、キャストの中では年上の方でしたよね。

そうなんです!でも全く年の差を感じなかったですね。大志は、撮影当時は18才だったのに、周りの人たちともしっかりとコミュニケーションを取っていて、仕事と向き合っている姿勢が伝わってきてすごく頼りになりました。僕が18才の頃は、あんな風に出来なかったので尊敬しましたね。それに、僕の身長が低いことをイジってきてくれるんですよ(笑)。それがすごく嬉しかったです(笑)。菜奈ちゃんも同じテンションで話してくれるので親しみやすかったですし、本当に楽しい現場でした。

──オフでは皆さんとどんな事をして過ごしましたか?

大志と菜奈ちゃん、スタッフさんたちと一緒に、夜の学校の駐車場で座り込んで、UNOをしたんです。こんなこと、普段じゃなかなかできないじゃないですか。これが本当に楽しくて、その時に改めて青春を感じました(笑)。

──Hey! Say! JUMPのメンバーといる時と、俳優の仲間と一緒にいる時は、気持ちや立ち位置も違うと思うのですが、いかがでしょうか。

違いますね。グループでいる時は、ただ僕は可愛がられているだけなんです(笑)。

──甘やかされているし、ただ可愛がられていると(笑)。

その通りです(即答)!でも大志は年下ということもあって、可愛がられるというのではなく、同じくらいのテンションで接してくれたんです。それに、大志はやりたい事や食べたいものがあったら、すぐに僕に「ちいちゃん、お腹空いた!食べに行こう!」って言ってくれるんです。そうやって僕を引っ張り出してくれるのはすごく嬉しかったですね。

 

 

「僕にとっての青春は“ジャニーズ”です」――人生を変えた“運命の出会い”

 

──薫や千太郎がジャズにワクワクしているように、知念さんが学生時代に夢中になっていた事はありますか?

僕は中学1年生の時に東京に越してきたんです。それまでもジャニーズ事務所には入っていたんですが、地方に住んでいたのでダンスが出来る場所に呼ばれることはなかったんです。でも、引っ越してからは、ようやくダンスの現場に呼ばれるようになって。その時に、「やっとジャニーズになれた!」って思ったんですよね。なので、放課後に稽古場に行く時が、一番ワクワクしていました。

──学校よりも、お仕事にワクワクしていたんですね。

そうですね。実は、転校してから、あまり学校に馴染むことができなかったんです。千太郎みたいな人がいたら、自分の殻を破って楽しい学校生活を送れたのかなとも思うんですけどね。でも、僕はそれよりも“ジャニーズ”がしたかったので、すごく楽しかったですし、嬉しかったんです。僕にとっての青春は、“ジャニーズ”ですから。

──薫と千太郎が運命の出会いを果たしたように、知念さんにとっての運命の出会いはありましたか?

小さな頃、僕はずっと体操を習っていたんです。ある時、尊敬する田中光さんという元オリンピック日本代表の体操選手の方が、『8時だJ』というジャニーズJr.の番組でバク転を教えるという企画があったので、観ていたんです。そこで、嵐のメンバーである大野(智)くんを見て、素敵だなって思って。それから大野くんを追っていくと、とてもカッコいいダンスをしていて、ますます大好きになって、ジャニーズを目指すようになったんです。

──田中さんがいなかったら、今の知念さんはなかったと言っても…?

過言ではないですね。それから10年以上経った2017年に、田中さんとお仕事でご一緒する機会があったので、そのことを伝えたら喜んでくださいました。僕にとって、田中さんも、大野くんも、そしてジャニーズも、運命の出会いだと思っています。

──ありがとうございました。では最後に、今作を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。

まずは、ピアノやドラムを本当に真剣に練習してジャズに取り組んだので、演奏シーンは注目して観てほしいです。そして、男の子たちが不器用ながらにぶつかり合い、傷付きながらも成長していく姿は、男女、年齢関係なく心打たれると思うので、みなさんの青春の経験に重ね合わせながら、見守りつつ、観ていただきたいです。

取材・文/吉田可奈

 

プロフィール

 

知念侑李(ちねん・ゆうり)

1993年生まれ、静岡県出身。Hey! Say! JUMPのメンバーとして、音楽、TV、舞台、映画、CMと多方面で活躍中。『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』(04年)で映画初出演、同年の「七子と七生 ~姉と弟になれる日~」でドラマ初主演を果たした。近年の主な出演作に、ドラマ「必殺仕事人」シリーズ(14年~)、「地獄先生ぬ~べ~」(14年)、映画『超高速!参勤交代』(14年)、『超高速!参勤交代 リターンズ』(16年)、『金メダル男』(16年)、『忍びの国』(17年)、『未成年だけどコドモじゃない』(17年)など。Hey! Say! JUMPのニューシングル「マエヲムケ」が発売中。

 

作品情報

 

映画『坂道のアポロン』

医師として病院に勤める西見薫(知念侑李)。忙しい毎日を送る薫のデスクには、3人の高校生が笑顔で写る1枚の写真が飾られていた。――10年前の夏、転校先の高校で薫は、誰もが恐れる不良・川渕千太郎(中川大志)、千太郎の幼なじみの迎律子(小松菜奈)と運命的な出会いを果たす。薫と千太郎は音楽で繋がり、ピアノとドラムでのセッションを響かせ、三人で過ごす日々が始まる。やがて薫は律子に恋心を抱くが、律子が好きなのは千太郎だった。切ない三角関係ながら、二人は最高の音楽を奏で、絆を一生ものの友情へと変えていく。しかし、そんな幸せな青春は、長くは続かなかった――。

映画『坂道のアポロン』
原作:小玉ユキ「坂道のアポロン」(小学館「月刊flowers」FCα刊)
監督:三木孝浩
脚本:髙橋泉
出演:知念侑李 中川大志 小松菜奈
真野恵里菜 / 山下容莉枝 松村北斗(SixTONES/ジャニーズJr.) 野間口徹
中村梅雀 ディーン・フジオカ
音楽:鈴木正人
主題歌:小田和正「坂道を上って」(アリオラジャパン)
配給:東宝=アスミック・エース
2018年3月10日(土)公開
©2018映画「坂道のアポロン」製作委員会 ©2008小玉ユキ/小学館
公式サイト: http://www.apollon-movie.com/

 

 

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