Jul 13, 2019 column

愛しきアウトロー、名優ロバート・レッドフォードの偉大なる功績

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人々を魅了した数々の名作と魅力

ロバート・レッドフォードが、永遠に映画史に残る人物なのは誰もが認めることだろう。俳優としては、1959年にブロードウェイの舞台で通行人役を演じたのが最初の仕事で、映画は1962年にデビュー。その後、大スターへの階段を駆け上がるが、『さらば愛しきアウトロー』ともっとも重なる代表作が、『明日に向って撃て!』(69年)と『スティング』(73年)だ。前者では実在の列車強盗、サンダンス・キッドを演じ、ラストシーンは今も伝説として語り継がれている。後者では若き詐欺師で、仲間の復讐のために賭博師と組み、大バクチを企てるコメディ。ともに犯罪者の役だが、痛快な魅力を振りまき、まさに“愛しきアウトロー”そのもの。この2作とも、ポール・ニューマンが共演で、映画史に残る最高の“バディ”となった。

『明日に向って撃て!』(Blu-ray・DVD 発売中) ©2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
『スティング』(Blu-ray・DVD 発売中)© 1973 Universal Studios. Renewed 2001Universal Studios. All Rights Reserved.

そして、俳優ロバート・レッドフォードの魅力といえば、何と言っても“究極の美形”という点だ。いまの映画界でも、これほど完璧な二枚目のマスクは、なかなか見当たらない。少し前なら、ブラッド・ピットあたりか…。ハンサムゆえに、アウトローを演じても、みんなの憧れの存在になってしまうのである。

70年代のレッドフォードは、無敵のハンサムスターとして日本を含め、世界中で大人気を誇った。そのイケメンぶりが最大限に発揮されたのが、『追憶』(73年)と『華麗なるギャツビー』(74年)で、この2作にはレッドフォードを“美しく”撮ることが強調されたシーンも多い。とくに前者は海軍士官となった姿に“制服萌え”した女性ファンが多数。この時代のレッドフォードの無敵のイケメンぶりを『さらば愛しきアウトロー』に重ねると、哀愁がにじみ出て、さらに味わい深い。

『追憶』(Blu-ray・DVD 発売中) ©1973 RASTAR PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

そのほかにも、野球の才能で大学の奨学金を得たレッドフォードが、その才能を生かし、メジャーリーガー役を好演した『ナチュラル』(84年)など記憶に残る出演作は数多い。ウォーターゲート事件の調査をするジャーナリストを演じた『大統領の陰謀』(76年)が、巡り巡って『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(17年)や『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』(17年)、『バイス』(18年)といった、ここ数年の社会派作品に大きな影響を与えているのも、偶然とはいえ、大スター俳優の持つ“奇跡”のパワーかもしれない。しかしロバート・レッドフォードが映画界に残した業績といえば、監督、そして新たな才能の発掘にも言及しないわけにいかない。

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