Jan 04, 2023 column

2023年おすすめ映画 [海外編] 大人気シリーズ期待の続編に世界が絶賛する問題作が目白押し!

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『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』
圧巻!! 1994年伝説のライブシーンの再現を観よ

全世界で2022年12月23日ほぼ同時公開されたホイットニー・ヒューストンの伝記映画。
比較的時系列にていねいにホイットニーの人となりを描いていく。ここでは、ホイットニーの素晴らしかったところと、あまり知られていなかった底辺の両方を描く。

そして、一番素晴らしかったところは、言うまでもなくステージでの歌唱だ。1989年同胞たちが集まる「ソウル・トレイン・ミュージック・アワード」でブーイングを浴びた彼女が、その5年後の1994年「アメリカン・ミュージック・アワード」で10分近くの3曲メドレーを歌い、万雷の拍手喝采を集める。

彼女の頂点ここにありということを映し出す見事な演出構成だ。しかしここでもドラッグにやられる悲劇が悲しい。

文/吉岡正晴

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『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』公開中

監督:ケイシー・レモンズ/脚本:アンソニー・マクカーテン/出演:ナオミ・アッキー、スタンリー・トゥッチ、アシュトン・サンダース
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント © 2022 Sony Pictures Digital Productions Inc. All rights reserved.


『リトル・マーメイド』
巨匠による音楽と繊細な海の表情に注目!

ディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンとリン=マニュエル・ミランダがタッグを組み、新曲4曲を作ったとのことで音楽も注目されている作品。

公開済みの特典映像では、アリエル役のハリー・ベイリーが「パート・オブ・ユア・ワールド」を歌い上げる。その歌声の美しさもさることながら、人間の世界に憧れを抱く表情が素敵で何度も見返したくなります。

また、海の色々な表情がとても繊細に描かれており、まさに夏にぴったりの映画。個人的にはフランダー役のジェイコブ・トレンブレイにも注目しています。(編集部KJA)

2023年初夏 公開

監督:ロブ・マーシャル/出演:ハリー・ベイリー、ジョナ・ハウアー=キング、メリッサ・マッカーシー、ハビエル・バルデム、ジェイコブ・トレンブレイ、オークワフィナ、ダビード・ディグス
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン © 2022 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.


『バビロン』
ゴールデンエイジと呼ばれた時代のハリウッドを描く

『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督が描くハリウッド黄金時代。

サイレント映画からトーキーへと移り変わる激動の1920年代を舞台に、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、ディエゴ・カルバ演じる夢を持った男女の運命が、時代の波に巻き込まれていく。

チャゼル監督は自身が映画製作を志しL.A.に飛び込んだ約15年前から本作の構想を持っており、”キャリア最大の挑戦”と気合十分。

すでに予告映像も解禁されているが、ジャズ・エイジともいわれている1920年代を象徴するような音楽は、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞作曲賞・歌曲賞を受賞したジャスティン・ハーウィッツが生み出す。そして7,000以上用意されたという衣装デザイン。まさに“黄金時代”を象徴する華やかな音楽・衣装が楽しみだ。(編集部KT)

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2023年2月10日(金)公開

監督・脚本:デイミアン・チャゼル/製作総指揮:マイケル・ビューグ、トビー・マグワイア、ウィク・ゴッドフリー、ヘレン・エスタブルック、アダム・シーゲル/出演:ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、ディエゴ・カルバ、ジーン・スマート、ジョヴァン・アデポ、リー・ジュン・リー、P・J・バーン、ルーカス・ハース、オリヴィア・ハミルトン、トビー・マグワイア、マックス・ミンゲラ、ローリー・スコーヴェル、キャサリン・ウォーターストン、フリー、ジェフ・ガーリン、エリック・ロバーツ、イーサン・サプリ―、サマラ・ウィーヴィング、オリヴィア・ワイルド ほか
配給:東和ピクチャーズ © 2022 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

『ベネデッタ』
ヴァーホーヴェン監督最新作 同性愛の罪を受けた修道女

2023年2月17日公開予定の伝記映画『ベネデッタ』。あのポール・ヴァーホーヴェンの新作となれば、何をおいても映画館に駆けつけるしかない。

同性愛の罪で裁判にかけられた修道女の物語を、ヴァーホーヴェンはどう語るのか?

かつて「ジーザス・オブ・ナザレ」という書籍を発表し、「処女降誕やキリストの復活といった数々の奇跡には、信憑性を見い出せない」という反キリスト論を展開した彼だけに、徹底して人間を露悪的に描くヘビーな作品になっていることだろう。楽しみすぎる。

文/竹島ルイ

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2月17日(金)公開

監督:ポール・ヴァーホーベン/原案:ジュディス・C・ブラウン「ルネサンス修道女物語―聖と性のミクロストリア」
出演:ヴィルジニー・エフィラ、ダフネ・パタキア、シャーロット・ランプリング、ランベール・ウィルソン
配給:クロックワークス © 2020 SBS PRODUCTIONS – PATHÉ FILMS – FRANCE 2 CINÉMA – FRANCE 3 CINÉMA


『ウーマン・トーキング 私たちの選択』
虐げられた女たちが未来を懸けた2日間

近代文明を使わずに生活するキリスト教の一派“ナノメイト”の村では、女性たちが相次いで強姦されていたが「悪魔の仕業」「作り話」と男性たちは否定する。

コミュニティ以外の世界に対して知識のない彼女たちだったが、それが犯罪であることを知り、男性たちが出稼ぎに街へ出る2日間、未来を懸けて話し合う。

実際にあった性犯罪を題材にしたベストセラー小説を、本作に出演しプロデュースも務めたフランシス・マクドーマンドがブラッド・ピット率いるPLAN Bに持ち込み映画化。

監督のサラ・ポーリーが「時間のない中で、集団としてどのような対応をとるかを決めなければならない姿を目の当たりにする」と語るように、ルーニー・マーラ、ジェシー・バックリーなど、錚々たるキャスト陣が紡ぐ言葉に注目したい。(編集部KT)

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2023年 初夏公開

監督・脚本:サラ・ポーリー/原作:ミリアム・トウズ「WOMEN TALKING」/出演:ルーニー・マーラ、クレア・フォイ、ジェシー・バックリー、ベン・ウィショー、フランシス・マクドーマンド ほか
配給:パルコ ユニバーサル映画 © 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.


ザ・ホエール
どこか一癖ありそうな、かつての名優の復帰作

2000年代に売れっ子俳優だった、ブレンダン・フレイザーの復帰作品。
USの予告映像で彼の特殊メイクかと見紛う容姿に驚かされ、更にはゴールデングローブ賞ドラマ部門 主演男優賞にノミネートされた! 
さてタイトルの『THE WHALE』=「鯨」が意味するものは? 本作は、今話題の映画製作・配給会社「A24」の作品、一癖ありそうな予感。公開を楽しみに待ちたい。(編集部K13)

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2023年4月 公開

監督:ダーレン・アロノフスキー/原案・脚本:サム・D・ハンター/出演:ブレンダン・フレイザー、セイディー・シンク、ホン・チャウ、タイ・シンプキンス、サマンサ・モートン
配給:キノフィルムズ © 2022 Palouse Rights LLC. All Rights Reserved.

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