Apr 27, 2023 news

主演・菊地凛子×監督・熊切和嘉 人生にもがき、生きる痛みに直面するヒロインを繊細に描く 映画『658km、陽子の旅』

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『バベル』(2006)で米アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、「TOKYO VICE」(2022)にも出演するなど、国際的に活躍する菊地凛子と『#マンホール』(2023)で第73回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門に正式招待され国内外で注目を浴びる熊切和嘉監督が『空の穴』(2001)以来22年ぶりにタッグを組んだ、映画『658km、陽子の旅』。本作の、写真家・長島有里枝の撮影による本ビジュアルと、予告映像、場面写真が公開された。

菊地凛子にとって初の邦画単独主演となる本作は、父の訃報を受け東京から青森県弘前市の実家までヒッチハイクをすることになった主人公・陽子が、東京、福島、宮城、岩手、青森をたどる旅の中で出会う人々とのトラブルや温かい交流を通して、後悔を抱え孤立した心を癒していく一夜を描くロードムービー。

TSUTAYA CREATORS’PROGRAM(TCP)2019の脚本部門で審査員特別賞を受賞した室井孝介のオリジナル脚本を原案に、熊切和嘉監督がメガホンをとった。

熊切監督はこれまでも『ノン子36歳(家事手伝い)』(2008)や『夏の終り』(2013)など、個性的なヒロインを描いてきたが、本作では、人生にもがき苦しむ“陽子”というヒロインを繊細に描き出す。菊地は、主人公・陽子が、生きる痛みや躊躇いを抱えながらやがて勇気を絞り出す様子を、渾身の演技で表現。共演には、竹原ピストル、オダギリジョー、風吹ジュン、黒沢あすか、見上愛、浜野謙太、篠原篤らが名を連ねる。

音楽を務めるのは、”Wilco/A ghost is born”のプロデューサーとしてグラミー賞受賞経験もある、世界的ミュージシャンのジム・オルークと、国内外で活躍し、映画『ドライブ・マイ・カー』の音楽も手掛けた石橋英子。エンディングテーマは、石橋の優しく透き通る歌声が響く幻想的な楽曲「Nothing As」。

映画『658km、陽子の旅』は7月28日(金)より、ユーロスペース、テアトル新宿ほか全国順次公開。

作品情報
映画『658km、陽子の旅』

父の訃報を受け東京から青森県弘前市の実家までヒッチハイクをすることになった主人公・陽子が、東京、福島、宮城、岩手、青森をたどる旅の中で出会う人々とのトラブルや温かい交流を通して、後悔を抱え孤立した心を癒していく一夜の物語。

監督:熊切和嘉 

出演:菊地凛子、竹原ピストル、黒沢あすか、見上愛、浜野謙太、仁村紗和、篠原篤、吉澤健、風吹ジュン、オダギリジョー

配給:カルチュア・パブリッシャーズ 

©2023「658km、陽子の旅」製作委員会

2023年7月28日(金) ユーロスペース、テアトル新宿ほか全国順次公開

公式サイト culture-pub.jp/yokotabi.movie