第20回ニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバルでグランプリを受賞し、第17回大阪アジアン映画祭で薬師真珠賞(俳優賞)を受賞したモンゴル発の映画『セールス・ガールの考現学』。
この度、“草原が舞台”という一般に想起されがちな、これまでのモンゴル映画のイメージを鮮やかに覆し、話題を呼んでいる本作の予告映像と場面写真が公開された。
モンゴル・ウランバートルで家族と暮らし、大学で原子工学を学ぶサロール(バヤルツェツェグ・バヤルジャルガル)は、代わり映えのない毎日を送っていたが、ひょんなことから、ビルの半地下にある怪しげなアダルトグッズ・ショップでアルバイトをすることに。店を訪れるさまざまなタイプのお客たちと接する日々の中で、人生経験豊富なショップオーナーの女性・カティアに導かれ、自分らしく生きることを学んでいく。
予告映像では、本編にも彩りを添えている、モンゴルが誇る人気シティポップ・バンド「マグノリアン」の楽曲をバックに、主人公サロールがアダルトグッズ・ショップで、カティアや来訪するお客たちとの交流を通して、成長していく様が映し出されている。
本作の監督を務めたのは、現代モンゴル映画界を牽引する俊英であるジャンチブドルジ・センゲドルジ監督。「性」をタブー視し、人前では隠すものという風潮が根強いモンゴルで本作を制作したきっかけについて、「誰もが興味があり、経験する『性』をテーマに作品をつくりたい。誰しもが必ず直面する真実として、あえて描きたかった」と語り、アダルトグッズ・ショップを舞台に、モンゴルの都市部で生きる一人の女性の成長譚を、ユーモアたっぷりに軽やかに描いた。
主演のバヤルツェツェグ・バヤルジャルガルも「これまでのモンゴル映画とは違うと直感した」との思いからオーディションを受けたと語る。
映画『セールス・ガールの考現学』は、2023年4月28日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷 ほか全国順次公開。
モンゴル・ウランバートルで家族と暮らし、大学で原子工学を学ぶサロールは、代わり映えのない毎日を送っていたが、ひょんなことから、ビルの半地下にある怪しげなアダルトグッズ・ショップでアルバイトをすることになる。店を訪れるさまざまなタイプのお客たちと接する日々の中で、人生経験豊富な女性ショップ・オーナーに導かれ、自分らしく生きることを学んでいく。
監督:ジャンチブドルジ・センゲドルジ
出演:バヤルツェツェグ・バヤルジャルガル、エンフトール・オィドブジャムツ
配給:ザジフィルムズ
©2021 Sengedorj Tushee, Nomadia Pictures
2023年4月28日(金) 新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷 ほか全国順次公開