「近キョリ恋愛」「午前0時、キスしに来てよ」など、多くの女性の心をグッと掴むラブストーリーを描き続けているみきもと凜。彼女の大ヒットコミック「きょうのキラ君」が、待望の映画化! ただの胸キュン映画ではない、人間臭さと友情、そして生きるということをキラキラした恋愛模様にのせて描いた本作は、他の胸キュン青春映画とは一線を画す深い“ヒューマン映画”と言ってもいいだろう。本作でキラを演じた中川大志と、その親友を演じた葉山奨之に、今作についてたっぷりと話してもらった。
再会した第一声は「デカっ」って言われました(笑)(中川)
──お2人が共演するのは3度目なんですよね。
中川 そうなんです。前作が2012年のドラマ『GTO』だったので、結構前だったよね。
葉山 そうだね。そのときの大志はまだ中学生で、身長も小さかったんですよ。久しぶりに会ったら、僕より大きくなっていて、とにかくそれに驚いたんです(笑)。ずっと小さいと思っていた大志に身長を抜かれるとは思わなかったなあ。
中川 再会した第一声に「デカっ」って言われた気がする(笑)。
葉山 内面も成長する時期だから、あらためてカッコよくなったなって思ったよ。……なんか親目線のようですけど(笑)。
中川 ありがとうございます(笑)。それにしても、今回みたいに一対一でがっつり芝居をしたことがなかったので、すごく楽しかったですね。
──今作は、すごくキュンキュンするシーンとは別に、男同士の友情もしっかり描かれていますよね。そこに物語の深さを感じました。
葉山 男同士の関係はもちろん、4人の友情もちゃんと描かれているので、ヒューマン映画として見てもらえる作品に仕上がったと思います。撮影中もすごく楽しかったよね。
中川 うん。男同士って、実は仲よくなればなるほどさっぱりした関係だと思うんですよ。付き合いが長いほど、立ち止まってぶつかり合うことはすごく恥ずかしいんです。でもキラ(中川)と矢部(葉山)は、しっかりとぶつかり合うんですよね。その男同士の関係って、すごくいいなって思いました。
葉山 うん。すごく羨ましい関係だよね。
──お2人でぶつかり合ったりは…?
中川・葉山 (笑)
中川 演技について話し合うことはあるけど、ぶつかり合うことはないよね。
葉山 今回は同級生役ですが、実は3歳も年齢が離れているんです。だから、そういうことはあまりないかな。ほら、つい親目線でみちゃうし(笑)
中川 あはは。