直木賞作家・朝井リョウの同名連作短編小説を映画化した、映画『少女は卒業しない』。廃校が決まり、校舎の取り壊しを目前に控えたとある地方高校を舞台に、世界のすべてだった“学校”と“恋”にさよならを告げる4人の少女たちの卒業式までの2日間が描かれる。
監督・脚本を手掛けたのは、短編映画『カランコエの花』が国内映画祭で13冠を受賞し話題を呼んだ中川駿。彼氏へのある“想い”を抱えながら卒業生代表の答辞を担当する料理部部長の主人公・山城まなみを演じるのは、本作が初主演となる河合優実。将来の夢のために進路の違いで彼氏と離れることを選んだバスケ部の部長・後藤由貴役には、小野莉奈。軽音部の部長で同じ部内の中学校からの同級生に恋心を抱く神田杏子役は、小宮山莉渚。クラスに馴染めず図書室に通いながら先生に密かな想いを寄せる作田詩織役を中井友望が演じる。
この度、特報映像&ティザービジュアルが公開された。
特報映像では、屋上で物憂げな表情を浮かべるまなみ(河合優実)と彼女の答辞の言葉から始まり、“最後の卒業式”を翌日に控える4人の少女たちが“学校”と“恋”にさよならするさまが瑞々しく切り取られている。
映像のラストでまなみがブレザーを握りしめて涙を流す姿は、高校を卒業することへの寂しさだけではないことが伝わり、彼女が背負う悲しみが気になるところ。笑いながら走り回った校舎、毎日友達と通った学校までの道、恋に夢中になったあの頃。高校生活のすべてが凝縮されたシーンの数々と透明感ある河合のナレーションにより、青春時代の感情を湧き上がらせ心揺さぶる。
そして、少女4名ほかのキャスト陣の姿も解禁。まなみの彼氏・佐藤駿役には、『泣き虫しょったんの奇跡』で映画デビューして以来、映画やドラマで活躍する窪塚愛流。杏子が片思いする軽音部員の森崎剛士役には、『ムーンライト・シャドウ』で話題となり、俳優だけでなく歌手としても活動する佐藤緋美。
バスケ部員で後藤の彼氏・寺田賢介役には、「オオカミくんには騙されない」で一躍注目を浴びて以降、舞台やドラマにも出演する宇佐卓真。そして、作田が密に恋焦がれ図書室を管理する現代文の先生・坂口優斗役には、『佐々木、イン、マイマイン』『くれなずめ』『空白』など数々の話題作に出演する藤原季節。次世代の日本映画界を担う逸材が集結し、映画史に残る“卒業”をスクリーンに焼き付ける。
誰もが経験のある「卒業」と「恋の別れ」。後悔と希望を胸に迎える卒業式に、恋する喜びと切なさを心に刻む少女たち。二度と戻れない“あの頃”の感情を呼び起こす、新たな青春恋愛映画の金字塔、映画『少女は卒業しない』は、2023年2月23日(木・祝)より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほか全国公開。
廃校が決まり、校舎の取り壊しを目前に控えたとある地方高校、“最後の卒業式”までの2日間。別れの匂いに満ちた校舎で、世界のすべてだった“恋”にさよならを告げようとする4人の少女たち。抗うことのできない別れを受け入れ、それぞれが秘めた想いを形にする。ある少女は進路の違いで離れ離れになる彼氏に。ある少女は中学から片思いの同級生に。ある少女は密かに想いを寄せる先生に。しかし、卒業生代表の答辞を担当するまなみは、どうしても伝えられない彼への“想い”を抱えていた。
監督・脚本:中川駿
原作:朝井リョウ「少女は卒業しない」(集英社文庫刊)
出演:河合優実、小野莉奈、小宮山莉渚、中井友望、窪塚愛流、佐藤緋美、宇佐卓真 / 藤原季節
配給:クロックワークス
© 朝井リョウ/集英社・2023 映画「少女は卒業しない」製作委員会
2023年2月23日(木・祝) 新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほか全国公開
公式サイト shoujo-sotsugyo.com