Feb 22, 2022 news

ケネス・ブラナー流の原作アレンジが絶妙な映画『ナイル殺人事件』クリップ映像が公開

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“ミステリーの女王”の異名を持つアガサ・クリスティが生涯を通して書き続け、今もなお全世界で愛される“名探偵ポアロ”シリーズ。時代を超越した傑作ミステリーを前作『オリエント急行殺人事件』(17)に続き、ケネス・ブラナー監督が映画化する、映画『ナイル殺人事件』。

アガサ・クリスティが1937年に発表した本作の原作「ナイルに死す」は、日本でも7回に渡って翻訳がなされている程、世代を超えて多くの人に親しまれている推理小説。監督を務めたケネス・ブラナーは同作を映画化するにあたり、原作とは異なる工夫を凝らしたようで、 「本作のキャラクター全員が、愛と欲望に何らかの関わりがある。そのため登場人物の職業や立場を原作から巧みに変えた。そうすることでキャラクターをより深く描き、興味深いドラマを通して愛とは何なのかを問いかける」と語り、原作をリスペ クトしながらも、キャラクターの描き方に絶妙なアレンジがあることを明かす。

例えば前作『オリエント急行殺人事件』(17)で登場したトム・べイトマン演じるポアロの友人ブークは原作には登場しないが、本作で再登場を果たす。ケネスはその狙いについて「ブークは、この物語の他のキャラクターたちと同様、愛と何らかの強い関わりがあるので、観客を驚かせるだろう。彼にとっての愛はよいものなのか、悪いものなのか、色々模索するのは素晴らしいものだった。ブークと(アネット・ベニング演じる)母親の関係性は、原作におけるテーマの一部を体現したもの」 と語り、原作で描かれる人間の究極の愛をより広い視野で表現するためであったことを明かす。そんなブークと母親の姿もみえる船内パーティーシーンのクリップ映像が公開された。

トムはケネスのアレンジについて「本作に出演できると知らされたときは、とても衝撃を受けたが嬉しかった。ケネスには、ブークがただの殺人ミステリーの一員でなく、物語に並行して存在する大切なキャラクターだと伝えられた。本作には愛という大きなテーマがあるが、観客は 物語の新たな側面を見ることができる」と本作ならではの深い人間ドラマが描かれていることを語る。

映画『ナイル殺人事件』は、2月25日(金)より全国公開。

作品情報
映画『ナイル殺人事件』

全世界で20 億冊以上を売上げる「世界一売れている作家」アガサ・クリスティ原作。“世界一の名探偵”ポアロが挑む、エジプトの神秘ナイル川をめぐる極上の《ミステリー・クルーズ》。大富豪の美しき娘の新婚旅行中に、クルーズ船内で起きた連続殺人事件。容疑者は、結婚を祝うために集まった乗客全員‥‥。豪華客船という密室で、誰が何のために殺したのか?そして、ポアロの人生を大きく変えた衝撃の真相とは?愛と嫉妬と欲望が複雑に絡み合う、禁断のトライアングル・ミステリーの幕が開く。

監督:ケネス・ブラナー

出演:ケネス・ブラナー、ガル・ガドット、アーミー・ハマー ほか

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

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2022年2月25日(金) 全国公開

公式サイト Movies.co.jp/Nile-movie