Nov 28, 2025 news

企画却下40回 撮られないまま終わる可能性もあった? 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』公開40周年限定上映

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1985年、全世界で年間興行収入No.1を記録し、日本にも一大ムーブメントを巻き起こした、タイムトラベルSFの最高傑作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。この度、公開から40周年という記念すべき節目に、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』公開40周年限定上映が、12月12日(金)より実施される。そしてこの度、製作開始がいかに困難を極めていたかを明かす、貴重な特別映像が公開された。

映像は、ロバート・ゼメキス監督の「映画作りは苦難続きだ」という言葉の紹介から始まり、製作のニール・キャントンが「小さな困難が積み重なる」と当時を振り返る。脚本/製作を務めたボブ・ゲイルが「作品を撮り始めるまでが本当に大変だったんだ」と語るように、第2班 第1助監督のミッチェル・ボックも「スタジオが決まらずなかなか企画が動かなかった」と証言。当時は「“タイム・トラベルものはヒットしない”と断られ続けた」とゲイルは明かし、その企画が却下された回数は、実に40回ほどにも及んだという。

撮られないまま終わる可能性もあったこの作品の成功を、唯一信じた人物こそが、スティーヴン・スピルバーグだった。製作総指揮/第2班監督のフランク・マーシャルが「スピルバーグには観客の感覚が分かるんだ」と評するように、彼はちょうど設立した製作会社アンブリンの「初仕事」として本作を手掛けることを決断。旧知の仲であるゼメキスやゲイルと物語を練り始め、そこに才能あるクルーが集結した。ユニバーサル・スタジオ製作部門代表のショーン・ダニエルも「最高の製作総指揮だ」と絶賛、フランク・マーシャルが「広い視野で物事を捉え、必要な時だけ介入する」と語るように、スピルバーグはまさにその手腕を発揮し、プロジェクトを成功へと導いた。

今回の40周年記念は、史上初のIMAX、そしてプレミアムフォーマットでは4DXでの1週間だけの限定上映。今なお世代を超えて愛され続ける普遍的な輝きを、最高の環境で堪能することができる

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』公開40周年限定上映は、2025年12月12日(金)よりIMAX/4DXにて1週間限定上映。

作品情報
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』公開40周年限定上映

1985年、カリフォルニアの小さな町。高校生マーティ・マクフライは、親友で風変わりな科学者“ドク”ことエメット・ブラウン博士がデロリアンを改造して発明したタイム・マシンに乗り込み、誤って1955年にタイムスリップしてしまう。そこで出会ったのは、恋に落ちる前の若き日の両親。2人を結びつけなければ、自分の存在そのものが消えてしまう。時間が迫る中、マーティと若き日のドクは落雷のエネルギーを利用して未来へ戻る計画を立てるが‥‥。

監督:ロバート・ゼメキス 

製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ

出演:マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、クローディア・ウェルズ、リー・トンプソン、クリスピン・グローヴァー、トーマス・F・ウィルソン

配給:東宝東和

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2025年12月12日(金) IMAX/4DXにて1週間限定上映

公式サイト universalpictures.jp/micro/bttf40