Sep 17, 2025 news

『赤い風船 4K』『白い馬 4K』公開記念 特集上映「映像詩人アルベール・ラモリスの知られざる世界」が開催

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アルベール・ラモリス監督による『赤い風船』『白い馬』が4Kデジタル修復版として公開されることを記念して、特集上映「映像詩人アルベール・ラモリスの知られざる世界」が開催される。この度、開催を記念して作られた予告映像とポスタービジュアルが公開された。

アカデミー賞脚本賞をはじめ、第9回カンヌ国際映画祭短編パルム・ドール賞、1956年度ルイ・デリュック賞を受賞した『赤い風船』。さらに、第6回カンヌ国際映画祭短篇グランプリ、1953年度ジャン・ヴィゴ賞を受賞した『白い馬』。初公開から70年を経た今なお世界中の人々やクリエイターに愛され続けている、アルベール・ラモリス監督によるこれらの作品が、4Kデジタル修復版『赤い風船 4K』『白い馬 4K』として公開される。

そしてこの度、アルベール・ラモリスの初劇場長編作で少年とロバの友情が愛らしい『小さなロバ、ビム』、祖父と少年の冒険旅行に胸が躍る『素晴らしい風船旅行』、人間が羽で飛べたなら‥‥という究極の夢を映画化したロマンティック・ファンタジー『フィフィ大空をゆく』の4Kデジタル修復版が「映像詩人アルベール・ラモリスの知られざる世界」として公開されることが決定した。

48歳という若さでこの世を去った伝説の映像詩人アルベール・ラモリス。特に『赤い風船』は、アンドレイ・タルコフスキー、侯孝賢、ウェス・アンダーソン、デイミアン・チャゼルなどの名監督たちが、本作品から影響を受け映画を製作・オマージュを捧げており、世界中にもファンが多い。クリエイターたちの心を捉えて離さない唯一無二の作品たちが、4Kデジタル修復技術により細部まで深く再現され、鮮明な美しさで甦る。

映画『赤い風船 4K』『白い馬 4K』、特集上映「映像詩人アルベール・ラモリスの知られざる世界」は、2025年11月14日(金)より全国順次公開。

作品・イベント情報
映画『赤い風船 4K』

ある朝、少年パスカルは学校に行く途中で、ふわりと宙に浮かぶ赤い風船を見つける。風船は街灯に紐が引っかかって動けなくなっていたのだ。パスカルは風船を持って学校へ向かうが、教室に風船を持って入れず、門番に預けた。放課後、風船を持って無事に家へ帰り着いたが、窓から風船を放り出されてしまう。しかし、不思議なことに、風船は窓際にふわふわと浮いてとどまった。赤い風船と友達になったパスカルは、どこにいくにも風船と一緒だ。だが、パスカルと風船の仲の良さを妬んだいじめっ子たちは、風船を我がものにしようと追いかけてくる。パスカルは風船とともにパリの街を逃げ回るが‥‥。

監督・脚本:アルベール・ラモリス 

出演:パスカル・ラモリス、サビーヌ・ラモリス、ジョルジュ・セリエ、ヴラディミール・ポポフほか

配給:セテラ・インターナショナル

© Copyright Films Montsouris 1956

2025年11月14日(金) シネマート新宿ほか全国順次公開

映画『白い馬 4K』

南仏カマルグ地方に、白く美しい荒馬をリーダーにした野生馬の一群がいた。その“白いたてがみ”と呼ばれる馬の存在は噂となり、牧童たちは野生馬を捕獲し始める。漁師の少年フォルコは、囚われた“白いたてがみ”が、牧童たちから勇敢に逃げる様子を見つめていた。「おまえの手に負えるなら、あんな馬はやろう」と、牧童主はフォルコをからかった。フォルコは、牧童たちの手から逃れた“白いたてがみ”を見つけ、ひっそりと近づき、手綱を握った。ひきずられながらも手綱を放さないフォルコに、馬は次第に心を許す。しかし、すぐに牧童たちに見つかり、フォルコは馬をなんとしても守ろうとするが‥‥。

監督・脚本:アルベール・ラモリス 

出演:アラン・エムリー、パスカル・ラモリス、ローラン・ロッシュ、フランソワ・プリエほか

配給:セテラ・インターナショナル

© Copyright Films Montsouris 1953

2025年11月14日(金) シネマート新宿ほか全国順次公開

特集上映「映像詩人アルベール・ラモリスの知られざる世界」

『小さなロバ、ビム 4K』
『素晴らしい風船旅行 4K』 
『フィフィ大空をゆく4K』

配給:セテラ・インターナショナル

© Copyright Films Montsouris 1951 
© Copyright Films Montsouris 1960 
© Copyright Films Montsouris 1965 

2025年11月14日(金) シネマート新宿ほか全国順次公開