歴史の陰に埋もれたアメリカ統治下の沖縄の真実を描く真藤順丈の直木賞受賞作を実写化した、大友啓史監督最新作 映画『宝島』。この度、監督および本作のキャスト陣が“熱き想い”を語る特別映像が公開された。
本作は、大友啓史監督そしてこの作品にすべてを注いだという、主演・妻夫木聡のもと、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太ら日本最高峰のキャスト・スタッフが集結し、2度の撮影延期の危機を乗り越えながら完成させた渾身の一作。

この度公開された映像の冒頭では「新しい命の鼓動みたいなものが動き出すのが聞こえた気がした」と完成した本作を観た直後の心境を語る妻夫木の姿が映し出される。
続いて、そんな妻夫木の想いと共鳴し、主人公・グスクとともに激動の時代を駆け抜けたヤマコ、レイ、オンを演じた広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太の撮影現場での貴重なインタビュー映像も。「この数年1回ももう泣かなくてもいいと思うくらい、すごい泣いた」と撮影時を振り返り、“一生分”と言っていいほどの感情を爆発させたという広瀬をはじめ、“壮大すぎる”撮影規模に衝撃を受けたことを語る窪田、そして、それらを束ねた大友監督の“命がけの”覚悟に最大の賛辞を贈る永山が、撮影を通して感じたそれぞれの想いを打ち明ける。




さらに「心の奥の奥の奥の底にある叫びを表現したいと思った」と語る大友監督が指揮を執り、圧倒的な緊迫感で撮影された迫力の「コザ暴動」シーンのメイキングも収められている。
映画『宝島』は、2025年9月19日(金)より公開。

沖縄がアメリカだった時代。米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちがいた。いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る幼馴染のグスク、ヤマコ、レイの3人。そして、彼らの英雄的存在であり、リーダーとしてみんなを引っ張っていたのが、一番年上のオンだった。全てを懸けて臨んだある襲撃の夜、オンは“予定外の戦果”を手に入れ、突然消息を絶つ。残された3人は、「オンが目指した本物の英雄」を心に秘め、やがてグスクは刑事に、ヤマコは教師に、そしてレイはヤクザになり、オンの影を追いながらそれぞれの道を歩み始める。しかし、アメリカに支配され、本土からも見捨てられた環境では何も思い通りにならない現実に、やり場のない怒りを募らせ、ある事件をきっかけに抑えていた感情が爆発する。やがて、オンが基地から持ち出した“何か”を追い、米軍も動き出す。消えた英雄が手にした“予定外の戦果”とは何だったのか?そして、20年の歳月を経て明かされる衝撃の真実とは。
監督:大友啓史
原作:真藤順丈「宝島」(講談社文庫)
出演:妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太、塚本晋也、中村蒼、瀧内公美、栄莉弥、尚玄、ピエール瀧、木幡竜、奥野瑛太、村田秀亮、デリック・ドーバー
配給:東映/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©2025「宝島」製作委員会
2025年9月19日(金) 公開
公式サイト takarajima-movie