映画『ヴァチカンのエクソシスト』に主演するラッセル・クロウが本作に込めた想いを語った特別映像が公開された。
少女に取り憑いた悪魔と闘う神父の姿を描いた1973年の映画『エクソシスト』。その誕生から50年後にあたる今年、オスカー俳優ラッセル・クロウがホラー映画初主演を果たす、新たな“エクソシスト映画”『ヴァチカンのエクソシスト』が公開される。
主人公は、生涯で数万回の悪魔祓いを行った、実在のエクソシスト、ガブリエーレ・アモルト神父。カトリック教会の総本山ヴァチカンのローマ教皇に仕えるチーフ・エクソシスト(主席祓魔師)であり、エクソシスト界ではレジェンド的存在の彼が記録した回顧録をもとに誕生した本作は、彼が実際に経験した、壮絶な悪魔祓いの一部始終を描く。
アモルト神父役を演じるのは、『ビューティフル・マインド』『シンデレラマン』などでも実在の人物を演じ、『グラディエーター』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したラッセル・クロウ。
クロウ演じるアモルト神父は、ローマ教皇から直接依頼を受け、憑依された少年ヘンリーの悪魔祓い(エクソシズム)へと向かう。少年ヘンリーの変わり果てた姿、絶対に知りえないアモルト自身の過去を話す姿を見て、これは病気ではなく悪魔の仕業だと確信した彼は、若き相棒のトマース神父とともに本格的な調査に乗り出すが、その先で衝撃の光景を目にする。
「ホラー映画は苦手」だと公言するクロウだが、アモルト神父の偉大な功績に興味惹かれた彼は、アモルト神父に関する資料を出来る限り集めたほか、実際にローマを訪れ、1週間かけてアモルト神父を知っていたヴァチカン関係者たちに会うなど入念なリサーチを行い、本作の撮影に挑んだという。
そんなクロウは今回公開された映像で「(アモルト神父は)大きな物議を醸した人物。36年間も祓魔師を務めただけでなく、その経験を回顧録にしたんだ。彼はカトリック教会の暗部をえぐり出す」と語る。
アモルト神父は、最強の悪魔(サタン)を相手に壮絶な悪魔祓い、エクソシズムを行うだけではなく、ヴァチカンに隠されていた闇を解き明かす重要な一旦を担うことになる。
映画『ヴァチカンのエクソシスト』は、2023年7月14日(金)より全国公開。
1987年7月、サン・セバスチャン修道院。アモルト神父はローマ教皇から直接依頼を受け、憑依されたある少年のエクソシズム《悪魔祓い》に向かう。変わり果てた姿。絶対に知りえないアモルト自身の過去を話す少年を見て、これは病気ではなく、悪魔の仕業だと確信。若き相棒のトマース神父とともに本格的な調査に乗り出したアモルトは、ある古い記録に辿り着く。中世ヨーロッパでカトリック教会が異端者の摘発と処罰のために行っていた宗教裁判。その修道院の地下に眠る邪悪な魂。全てがひとつに繋がった時、ヴァチカンの命運を握る、凄惨なエクソシズムが始まる‥‥。
監督:ジュリアス・エイヴァリー
出演:ラッセル・クロウ、ダニエル・ゾヴァット、アレックス・エッソー、フランコ・ネロ、ローレル・マースデン、ピーター・デソウザ=フェオニー
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2023年7月14日(金) 全国公開
公式サイト vatican-exorcist.jp