『ミッドナイトスワン』の内田英治監督が土屋太鳳を主演に迎えて贈る新感覚サスペンス・スリラー『マッチング』。この度、本作が自身初の実写映画単独出演となるSnow Manの佐久間大介が“狂気のストーカー”永山吐夢役を演じることが決定し、特別映像が公開された。
監督を務めるのは、映画『ミッドナイトスワン』が高く評価され、片山信三監督とダブル監督を務めた『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』の公開も控える、内田英治。土屋太鳳を主演に迎え、マッチングアプリによって増えた“出会い”の裏に仕掛けられた“罠”の恐怖を完全オリジナルで描く。
この度、出演が発表されたのは、人気グループ・Snow Manの佐久間大介。Snow Manのメンバー全員で主演を務めた実写映画『おそ松さん』(2022)は大ヒットを記録。個人としては、アニメ「ブラッククローバー」(2020)で声優としてデビューし、21年には中国のアニメ映画『白蛇:縁起』の日本語吹き替え版で声優として初主演を務めるなどアイドルの枠を超え、新たなジャンルでも才能を開花させている。
佐久間は、本作ではこれまでのイメージを大きく覆す狂気に満ちた役に挑戦。恋愛に奥手な主人公・輪花とマッチングアプリを介して出会い、やがて輪花に執拗につきまとっていくストーカー、永山吐夢を演じる。
出演オファーの段階では「自分と真逆のキャラがきてとても悩みました。」という佐久間だが、内田監督と2人3脚で入念にディスカッションを重ねながら役を創りあげていったことで「結果的に僕じゃないとできなかったんじゃないかなと思うくらい自信の持てる永山吐夢像が出来上がりました。」と自信を見せた。
【コメント】
▼佐久間大介(Snow Man)
最初にお話を頂いた時、自分と真逆のキャラクターの役が来て、とても悩みました。どこまでの表現をするか、吐夢にとって何が原動⼒なのか自分なりに考えて、内田監督と話し合いを重ねました。役と向き合う時間を沢山持ったからこその吐夢が出来上がったし、最終的には僕じゃないとできなかったんじゃないかと思うくらい自信が持てる永山吐夢像が出来上がり、嬉しく思います。愛してあげたいキャラクターになっていると思います。今の生活に近いものの怖さとか、人ってこんなつながりがあるんだとか、つながりがテーマにある作品なので、人を信じるとか、好きになるとか、そういうことも考えられるし、この映画を見て改めて⾊々思うことがあるとも思うので、そういった部分を楽しんでもらえたら嬉しいです。世界一静かな佐久間が見られるので、自分のことを知ってくださっている⽅は、こういうしゃべり⽅もできるんだという意外なところも楽しんでいただきたいです。
▼内田英治 監督
本作の重要なキャラクターである永山吐夢役を佐久間大介さんに演じていただきました。とても複雑な感情を持つ難しい役でありますが、撮影前の準備段階から行動の原理や内面的な感情部分など多くの質問をいただき、2人で話し合いながら命を吹き込んだキャラクターです。演技経験がほとんどないということで、そのぶん純度の高い演技を撮影することができました。どうぞスクリーンで、佐久間さんのピュアな感情の変化を見てほしいと思います。
▼二宮直彦 プロデューサー
【永山吐夢】という役は、内田英治監督が新たに生み出した、全く予測の利かない行動で映画を観る人の心を戦慄させる一方で、何故か不思議と愛着をもってしまう強烈なキャラクターです。キャスティングする上で既成の枠にはまらない方を見出したいと考えていた時にバラエティやコンサートで太陽のように誰の心も明るく照らす佐久間大介さんのご活躍が目に留まり、そのプロフェッショナルなお仕事ぶりに徹底した準備を重ねているように感じまして、陰と陽が反転した時に更にこのキャラクターは強くなると確信してオファーさせていただきました。佐久間さんはキャラクターを深く掴もうと何度も内田監督とミーティングを重ねて、お二人で【永山吐夢】を研磨されていきました。現場でその姿を見た時にスタッフ一同震えました。【俳優・佐久間大介】の凄みをスクリーンで是非ご堪能いただきたいです。
映画『マッチング』は2024年全国公開。
ウェディングプランナーとして仕事が充実している一方で、プライベートでは恋愛に奥手な輪花。同僚から新しい出会いを薦められてマッチングアプリに登録する。ある男性とマッチングが成立し、やり取りが始まる。新たな出会いに期待をして、初デートに向かう輪花。しかしそこに現れたのはプロフィールとは全くの別人‥‥見た目平凡だけど、どこか異様な雰囲気に違和感を感じる輪花。時を同じくして、アプリ婚をした利用者を狙った連続殺人事件が起こる。出会った男が捜査線上に浮上するが、事件は意外な方向へと発展。そしてついに、魔の手は輪花にも迫るのだった。
監督:内田英治
出演:土屋太鳳、佐久間大介(Snow Man)
製作・配給:KADOKAWA
©2023『マッチング』製作委員会
2024年 全国公開