Jan 10, 2024 news

‟半地下はまだマシ”現代の社会問題に根ざした、認知症老女すり替えサスペンス 映画『ビニールハウス』

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第27回釜山国際映画祭で3冠を獲得したキム・ソヒョン主演のサスペンス、映画『ビニールハウス』。この度、本作の予告映像、日本版ポスタービジュアル、場面写真が公開された。

ビニールハウスに暮らすムンジョンの夢は、少年院にいる息子と再び一緒に暮らすこと。引っ越し資金を稼ぐために盲目の老人テガンと、その妻で重い認知症を患うファオクの訪問介護士として働いている。

そんなある日、風呂場で突然暴れ出したファオクが、ムンジョンとの揉み合いの最中に転倒。床に後頭部を打ちつけ、そのまま息絶えてしまう。ムンジョンは息子との未来を守るため、認知症の自分の母親を連れて来て、ファオクの身代わりに据える。絶望の中で咄嗟に下したこの決断は、さらなる取り返しのつかない悲劇を招き寄せるのだった。

主人公のムンジョンに扮するのは、「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」「Mine」などに出演するキム・ソヒョン。本作の出演にあたって「綱渡りのような危うい人生を生きる彼女こそ、まさに私自身ではないかと感じ、最初に台本を読んだときには涙を流しました。」と語り、新境地に挑戦。その熱演によって、韓国のアカデミー賞と称される第59回大鐘賞映画祭を始め、数々の映画賞で主演女優賞ほか6冠の快挙を成し遂げた。

盲目の老人テガン役には「VIP-迷路の始まり-」「私の解放日記」韓国ドラマを中心に活躍するベテラン俳優ヤン・ジェソン。さらに「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」で一躍脚光を浴び、本作で第44回青龍映画賞新人女優賞にノミネートされた、アン・ソヨらがキャストに名を連ねる。

監督・脚本・編集を手掛けるのは、ポン・ジュノ監督らを輩出した名門映画学校、韓国映画アカデミーで学んだ、若干29歳のイ・ソルヒ監督。監督自身の認知症の祖母と、祖母をケアする母親の関係性から着想を得てオリジナル脚本を執筆したという本作では、貧困や孤独、高齢者をめぐる介護や認知症といった社会問題に鋭く切り込みながら、ムンジョンの想像を絶する運命をスリリングに描く。

映画『ビニールハウス』は、2024年3月15日(金)より全国順次公開。

作品情報
映画『ビニールハウス』

ビニールハウスに暮らすムンジョンの夢は、少年院にいる息子と再び一緒に暮らすこと。引っ越し資金を稼ぐために盲目の老人テガンと、その妻で重い認知症を患うファオクの訪問介護士として働いている。そんなある日、風呂場で突然暴れ出したファオクが、ムンジョンとの揉み合いの最中に床に後頭部を打ちつけ、そのまま息絶えてしまう。ムンジョンは息子との未来を守るため、認知症の自分の母親を連れて来て、ファオクの身代わりに据える。絶望の中で咄嗟に下したこの決断は、さらなる取り返しのつかない悲劇を招き寄せるのだった。

監督:イ・ソルヒ

出演:キム・ソヒョン、ヤン・ジェソン、シン・ヨンスク、ウォン・ミウォン、アン・ソヨ

配給:ミモザフィルムズ

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2024年3月15日(金) シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

公式サイト vinylhouse