クエンティン・タランティーノが絶賛したヴァイオレンス・アクション・スリラー『気狂いピエロの決闘』 (2010) でヴェネツィア国際映画祭の監督賞・脚本賞を受賞するなど、ヨーロッパの映画界の鬼才として注目されるアレックス・デ・ラ・イグレシア監督。この度、最新作『べネシアフレニア』の予告映像が公開された。
本作では、監督の最新作のために一流のスタッフが集結。スパニッシュホラーの傑作『REC/レック』シリーズで撮影監督を務めた俊英パブロ・ロッソが撮影、スペイン版アカデミー賞とも称されるゴヤ賞のノミネート常連で、『白鯨との闘い』などのハリウッド大作も手掛けてきたロケ・バニョスが音楽を担当した。
この度公開された予告映像は、謎の男による観光客への恨みと殺意を込めた独白と犠牲者の悲鳴とともに始まり、死の予感に怯えきった表情、いとも簡単に惨殺される男性やまるで操り人形のように宙へ吊られる女性などの怒涛の恐怖描写が続き、ホラーファンの期待が膨らむ。
映画『べネシアフレニア』は4月21日(金)より新宿バルト9ほか全国公開。
結婚を間近に控えたスペイン人のイサと友人たちは、独身最後に羽目を外そうと、カーニバルで賑わうイタリア・ヴェネツィアを訪れる。しかし、到着した彼女たちを待ち受けていたのは「観光客は帰れ」というプラカードを掲げた大勢の人々。近年ヴェネツィアでは、観光客の増加による環境悪化が社会問題になっていたのだ。それでも気を取り直して観光を楽しもうとするイサたちが乗り込んだボートに、突然カーニバルの衣装を着た奇妙な道化師が同乗してくる。彼女たちはその不気味な雰囲気さえも楽しもうとするのだが、道化師は観光客を次々と殺害する狂気の殺人鬼だった。浮かれたイサの仲間たちは、殺人鬼の標的となり一人また一人と姿を消してゆく‥‥。
監督・脚本:アレックス・デ・ラ・イグレシア
出演:イングリッド・ガルシア・ヨンソン、カテリーナ・ムリーノ、コジモ・ファスコ
シルビア・アロンソ、ゴイセ・ブランコ、ニコラス・イロロ、アルベルト・バング
配給:クロックワークス
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2023年4月21日(金)より新宿バルト9ほか全国公開
公式サイト: veneciafrenia