平良いずみ監督のドキュメンタリー最新作、映画『ウナイ 透明な闇 PFAS 汚染に立ち向かう』の予告映像が公開された。
水や油をはじく特性をいかした撥水材や泡消火剤などに使われていたPFAS(有機フッ素化合物)。あらゆる生活用品に使われてきたPFASだが、その中でもPFOSやPFOAなどは、発がん性など人体への有害性が指摘され、世界では毒性を重く受け止め規制が進んでいる。




そんななか日本では、9年前、沖縄県民45万人が使用していた水道水にPFASが入っていたことを県が発表。当時生まれたばかりの息子に水道水で作ったミルクを与えていた監督の平良いずみ監督は怒りを覚え、国内外で汚染問題に直面した多くの声に耳を傾け、PFAS汚染問題、そして問題に立ち向かう女性たちの連帯を描いた本作を作り上げた。




すべては2016年に沖縄県が開いた会見から始まった。「県民45万人に供給する水道の水に化学物質PFASが含まれていた」との発表を受けて、 多くの人々の反応は「PFASって何?」というもので、すぐに関心が高まったわけではなかった。しかし、米国ではすでに、がんや低体重出生などの健康影響が確認されていた。その深刻さに気付いた女性たちは立ち上がり、街頭で涙ながらに訴え、調査や浄化を求める。しかし、沖縄では汚染発覚から9年経ってなお、汚染源とみられる基地への立ち入り調査を米軍が拒むことを理由に、汚染源の特定すら出来ない。それでも、子どもたちのために諦めるわけにはいかないと闘いを続ける女性たちは、国連を目指す。
映画『ウナイ 透明な闇 PFAS汚染に立ち向かう』は、2025年7月26日(土)より沖縄にて先行上映。2025年8月16日(土)より全国順次公開。

すべては2016年に沖縄県が開いた会見から始まった。「県民45万人に供給する水道の水に化学物質PFASが含まれていた」 との発表を受けて、すぐに関心が高まったわけではなかった。やがて立ち上がる女性たちも当初は他人事だった。しかし米国ではすでに、がん、低体重出生などの健康影響が確認されていた。その深刻さに女性たちは気づいていく。しかし、沖縄では汚染発覚から9年経ってなお、汚染源の特定すら出来ない。汚染源とみられる基地への立ち入り調査を米軍が拒み続けるから。それでも、子どもたちのために諦めるわけにはいかないと徒手空拳の闘いを続ける女性たちは国連を目指す。
監督:平良いずみ
配給:太秦
©2025 GODOM 沖縄
2025年7月26日(土) 沖縄・桜坂劇場にて先行上映
2025年8月16日(土) ポレポレ東中野ほか全国順次公開
公式サイト unai-pfas