Aug 27, 2021 news

母親と自閉症を抱える息子が社会の中で生きていく様を温かく描く 映画『梅切らぬバカ』 予告映像が公開

A A
SHARE

加賀まりこ主演、塚地武雅と親子役で初共演を果たした映画『梅切らぬバカ』。母親と自閉症を抱える息子が社会の中で生きていく様を温かく描く本作。

愛情と包容力にあふれる母親・珠子を演じるのは、54年ぶりに主演を務める加賀まりこ。軽口を叩きながらも、小柄な身体で大きな息子の世話をする姿はとてもチャーミング。やがて訪れる“息子が1人で生きる未来”を案ずる横顔が、より一層切なく観る者の胸に迫る。息子・忠男役には『間宮兄弟』で日本アカデミー賞新人賞を受賞し、NHK連続テレビ小説「おちょやん」など俳優としても活躍中のドランクドラゴンの塚地武雅。

珠子たちの家の隣に引っ越してきた里村夫婦を、渡辺いっけいと森口瑤子が演じ、珠子と交流を深めていく里村家の息子・草太をドラマ「浦安鉄筋家族」の小鉄役が記憶に新しい斎藤汰鷹が好演。

この度公開された予告映像では、都会の古民家で寄り添い暮らす親子2人の何気ない日常が、ユーモラスに描かれている。良いことばかりではないけれど、ただ2人寄り添い一緒に笑って過ごすありふれた毎日こそが人生の宝物だというメッセージが、珠子の想いと重なり胸に迫る映像となっている。

地域コミュニティとの不和や偏見といった問題を取り入れながらも、揺るぎない親子の絆と、他者との触れ合いを描き、何気ない日常を丁寧に描いた感動作、映画『梅切らぬバカ』は、11月12日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国公開。

作品情報
映画『梅切らぬバカ』

父親代わりの梅の木が運んでくれた“小さな奇跡”とは?
山田珠子は、息子・忠男と二人暮らし。毎朝決まった時間に起床して、朝食をとり、決まった時間に家を出る。庭にある梅の木の枝は伸び放題で、隣の里村家からは苦情が届いていた。ある日、グループホームの入居案内を受けた珠子は、悩んだ末に忠男の入居を決める。初めて離れて暮らすことになった忠男は環境の変化に戸惑い、ある晩ホームを抜け出してしまう。そして、珠子は邪魔になる梅の木を切ることを決意するが・・・。

監督・脚本:和島香太郎

出演:加賀まりこ、塚地武雅、渡辺いっけい、森口瑤子、斎藤汰鷹/林家正蔵、高島礼子

配給:ハピネットファントム・スタジオ

©2021「梅切らぬバカ」フィルムプロジェクト

2021年11月12日(金) シネスイッチ銀座ほか全国公開

公式サイト happinet-phantom.com/umekiranubaka/