2017年に第157回直木賞を受賞し、累計発行部数42万部を超える佐藤正午によるベストセラー小説「月の満ち欠け」(岩波書店刊)。著者・佐藤正午の最高傑作と名高い純愛小説が実写映画化した、映画『月の満ち欠け』が12月2日(金)に全国公開することが決定。
現代を生きる、愛する妻子を亡くした男性・小山内と、27年前にある女性と許されざる恋をした男性・三角。無関係だった彼らの人生が、”瑠璃”という名の女性の存在で交錯する。これは、「愛する人にもう一度めぐり会いたい」という願いが起こした奇跡が紡ぐ、数奇で壮大なラブストーリー。
この度、特報映像&キービジュアルが公開された。
主人公・小山内堅(おさない・つよし)には大泉洋。小山内の娘と同じ名前を持つ謎の女性、正木瑠璃(まさき・るり)には有村架純。正木瑠璃と許されざる恋に落ちる大学生・三角哲彦(みすみ・あきひこ)には、グループとしてではなく、ソロでの映画出演は初となる、Snow Manの目黒蓮。そして、小山内の妻・小山内梢(おさない・こずえ)には柴咲コウ。
監督は、『ストロボエッジ』(15)、『余命一か月の花嫁』(09)他、リアルな人間描写と圧倒的な映像美に定評のある廣木隆一。脚本には『ビリギャル』(15)、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(18)他、コメディから感動作まで幅広いジャンルを手がける実力派、橋本裕志。日本映画界が誇る最高のキャストとスタッフが集結した。
特報映像は主人公・小山内堅が、亡くなった妻・梢の「今も、ずっと好きですよ」という切ない語りに涙を流すシーンからスタート。不慮の事故で梢と娘の瑠璃を同時に失った小山内に何があったのか、冒頭から胸を打たれる展開に目が離せない。続いて映し出されるのは、小山内の娘と同じ名前を持つ謎の女性・正木瑠璃と大学生の三角哲彦の姿。三角が瑠璃の手を取り、どこかへ連れ出すかのように駆け出すシーンから三角の暮らす家で過ごす親密な様子の2人に切り替わる。お互いに微笑みあい和やかな雰囲気だが、許されざる関係であることを突き付けるように真っ赤なトランクが宙を舞い 、不穏な空気が立ち込める。切り替わると、「人は命を繰り返す。月が欠けても、また満ちるように」というナレーションと共に出産の喜びを分かち合うかつての小山内夫婦の姿に。そして本作が紡ぎ出す切ない愛の奇跡を予感させるシーンで締めくくられる。
映画『月の満ち欠け』は、12月2日(金)より全国公開。
小山内堅は、愛する妻・梢と家庭を築き、仕事も順調、どこから見ても順風満帆だった。だが、不慮の事故で梢と娘・瑠璃を同時に失ったことで幸せな日常は一変。深い悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男が訪ねてくる。事故のあった日、小山内の娘・瑠璃が面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたという。そして、彼女と同じ名前をもち、自分がかつて愛した“瑠璃”という女性について語りだす。それは数十年の時を超えて明かされる、はかなくも鮮烈な、許されざる恋の物語だった。一見何の関係もない夫婦とかつての恋人たち。その二組をつなぐ、誰も想像もしえなかった数奇で壮大な愛の軌跡とは。
監督:廣木隆一
原作:佐藤正午「月の満ち欠け」(岩波書店刊)
出演:大泉洋、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウ ほか
配給:松竹株式会社
©2022「月の満ち欠け」製作委員会
2022年12月2日(金) 全国公開