2度のパルムドール大賞受賞をはじめ、世界中で100賞以上もの映画賞を受賞しているベルギーの名匠、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督の最新作、映画『トリとロキタ』。この度、ドラッグの運び屋をして生計を立てている幼いトリとロキタが、過酷な運命に直面し、2人の絆が引き裂かれていくショート予告映像&場面写真が解禁された。
ショート予告映像では、トリとロキタの2人がドラッグの運び屋としてお金を稼ぐ姿や、ロキタが目隠しをして連れていかれる姿が映し出されている。「ビザがあれば働けるのに」と嘆くロキタと「僕が守る」とロキタに寄り添うトリ。「2人に生き抜く道はあるのだろうか」というナレーションと共に、過酷な運命に直面し互いを思いやる絆が引き裂かれていくスリリングな展開を想像させる。
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これまでも『イゴールの約束』(96)、『ロゼッタ』(99)、『息子のまなざし』(02)、『少年と自転車』(11)など、少年少女と社会との関わりを丁寧な作劇と演出で描き出してきたダルデンヌ兄弟。本作ではトリとロキタの互いを思いやる揺るぎない友情と、2人を取り巻く容赦ない現実を絶妙なバランスで表現している。
ダルデンヌ兄弟は本作の制作するにあたり、「このふたりの若い亡命者とその揺るぎない友情に深い共感を覚えた観客が、映画を見終えた後で、私たちの社会に蔓延する不正義に反旗を翻す気持ちになってくれたら。それが、私たちの願いです」とコメント。
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場面写真は、トリとロキタが仲睦まじく歌うシーン、トリがロキタの手を握り励ますシーン、2人をドラッグの運び屋として雇っているシェフ・ベティムとの金銭のやり取りを捉えたシーンなどが映し出されているが、果たして写真に映る大人たちは2人にとっての味方になりうるのか‥‥。
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1999年『ロゼッタ』、2003年『ある子供』、2011年『少年と自転車』‥‥各年代に傑作を生みだしてきたダルデンヌ兄弟が20年代に生み出した新たな傑作である本作。原点回帰ともいえる、BGMなし、演技未経験の主演俳優、無駄のない作劇と演出と完璧なカメラワークにより、シンプルなストーリーにとてつもない強度を与え、第75回カンヌ国際映画祭で75周年記念大賞を見事受賞した。
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映画『トリとロキタ』は、3月31日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国公開。
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1999年『ロゼッタ』、2003年『ある子供』、2011年『少年と自転車』‥‥各年代に傑作を生みだしてきたダルデンヌ兄弟が20年代に生み出した新たな傑作。ドラッグの運び屋をして生計を立てている幼いトリとロキタが、過酷な運命に直面し、2人の絆が引き裂かれていく。
監督・脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
出演:パブロ・シルズ、ジョエリー・ムブンドゥ、アウバン・ウカイ、ティヒメン・フーファールツ、シャルロット・デ・ブライネ、ナデージュ・エドラオゴ、マルク・ジンガ
配給:ビターズ・エンド
©LES FILMS DU FLEUVE – ARCHIPEL 35 – SAVAGE FILM – FRANCE 2 CINÉMA – VOO et Be tv – PROXIMUS – RTBF(Télévision belge)
2023年3月31日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国公開