Nov 01, 2021 news

阿部寛×北村匠海が贈る家族の絆の物語 映画『とんび』息子をいつくしむ父親の姿に思わず涙腺が緩む特報映像が公開

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幾度途切れても必ず繋がってゆく親子の絆を描いた重松清の「とんび」。この不朽の名作を『64 -ロクヨン-』『糸』などを手掛け、多くの深遠な物語をエンターテイメントとして昇華させてきた瀬々敬久を監督に迎えて映画化。2022年に劇場公開される。

主人公の破天荒ながら愛すべき父・ヤス役には『テルマエ・ロマエ』「下町ロケット」などの大ヒット作で、圧巻の表現力と存在感を放つ阿部寛。ヤスの息子・アキラ役には、若手実力派の中でも突出した才能を発揮する『君の膵臓をたべたい』『東京リベンジャーズ』の北村匠海がそれぞれ演じる。阿部×北村の新たな“とんびと鷹”によって、いつの世も変わることのない親子の不滅の絆を描いた“家族の物語”が、映画『とんび』として誕生した。

この度、特報映像が公開された。息子アキラの語り口で紹介される映像は、街の名物男ヤスの破天荒な姿を描くシーンから始まる。鼻歌交じりにトラックを運転し、夜には小料理屋「夕なぎ」の前で酔った勢いで喧嘩。そんなヤスが美佐子と出会い、アキラが生まれる。街の人はヤスたち親子を「とんびが鷹を生んだ」と噂した。いつくしむまなざしでその腕に息子アキラを抱くヤスだが、人生絶頂の幸せにいた家族に悲劇が起きてしまう。

あわせて公開されたティザーポスターには、海辺で「高い、高~い」と幸せそうにアキラを抱き上げるヤスの姿が描かれており、日本一不器用な父が、めいっぱいの愛で息子を育て続けた“とんびと鷹”の絆の物語に胸が熱くなる一枚となっている。

ヤスの姉貴分でアキラを我が子のように可愛いがる、小料理屋「夕なぎ」の女将・たえ子役に薬師丸ひろ子、出版社に勤める編集者でアキラの婚約者・由美役に杏、ヤスの幼なじみで薬師院の跡取り息子・照雲役に安田顕、照雲の妻・幸恵役に大島優子、ヤスの妻でアキラの母・美佐子役に麻生久美子、薬師院住職で照雲の父・海雲役に麿赤兒、そして濱田岳、宇梶剛士、田中哲司、豊原功補、嶋田久作、村上淳、尾美としのり、吉岡睦雄、宇野祥平、木竜麻生―、といった日本映画界屈指の豪華俳優陣が集結。笑いあり涙ありの心震える感動ドラマをオールスターキャストで紡ぎだす。

古き良き時代の物語にとどまらない、未来へつながる家族の絆の物語、映画『とんび』は2022年全国公開。

作品情報
映画『とんび』

昭和37年、瀬戸内海に面した備後市。運送業者で働くヤスは、今日も元気にオート三輪を暴走させていた。愛妻・美佐子の妊娠に嬉しさを隠せず、姉貴分のたえ子や幼馴染の照雲に茶化される日々。幼い頃に両親と離別したヤスにとって家庭を築けるということはこの上ない幸せだった。遂に息子・アキラが誕生し「とんびが鷹を生んだ」と皆口々に騒ぎ立てた。しかしようやく手に入れた幸せは、妻の事故死で無残にも打ち砕かれてしまう。こうして、父子二人きりの生活が始まる。母の死を理解できないアキラに、自分を責めるヤス。和尚の海雲は、アキラに皆が母親代わりなってやると説き、雪が降っても黙って呑み込む広い海のようにアキラに悲しみを降り積もらすな「お前は海になれ」と、ヤスに叱咤激励するのであった。親の愛を知らずして父になったヤスは、仲間達に助けられながら、我が子の幸せだけを願い、不器用にも愛し育て続けた。そんなある日、誰も語ろうとしない母の死の真相を知りたがるアキラに、ヤスは大きな嘘をついた。

監督:瀬々敬久

原作:重松 清「とんび」(角川文庫刊)

出演:阿部寛、北村匠海、杏、安田 顕、大島優子、麿赤兒、麻生久美子、薬師丸ひろ子

配給:KADOKAWA イオンエンターテイメント

©2022『とんび』 製作委員会

2022年 全国公開

公式サイト:movies.kadokawa.co.jp/tonbi/