May 23, 2025 news

山田洋次監督×倍賞千恵子×木村拓哉が“東京”を舞台に贈る珠玉のヒューマンドラマ 映画『TOKYOタクシー』

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【コメント】

▼倍賞千恵子
――演じる上で意識した点や、監督からのリクエストなどはありましたか?
演技もそうですが、まずは先に爪(ネイル)作りから始まりました。最初は3時間半かかりました。ネイルと合わせて、独特な髪型も作ったのですが、衣裳合わせの時、山田監督に『挑戦的な髪型にしてほしい』、『衣裳もどこか挑戦的な雰囲気であってほしい』と言われたんです。なので、それをいつも念頭に置きながら、私自身もこのような役は初めてで、挑戦しながら撮影を続けていました。

――木村さんとのご共演はいかがでしたか?
『今の演技変だった?』って聞いたり、木村さんも『今のどうだった?』って聞き合ったりしていました。お互いに(お芝居が)上手くいくとハイタッチして、とても楽しく撮影をさせていただきました。ものすごく豊かな才能を持ってらっしゃる人で、色んな引き出しがたくさんあるんです。じっくり向き合うことで、その奥にある豊かな才能が次々と出てくる方なので、お芝居していてとても楽しかったです。

――映画を楽しみにされているお客様へメッセージをお願いします
私の大好きなイチョウ並木も本編に登場しますので、東京の景色と共にこの物語を楽しんでいただけたらと思っています。そして、映画を見終わった後に、なぜか皆さんが「ハイタッチしない?」と言いたくなるような、そんな気持ちになっていただけたら嬉しいです。『TOKYOタクシー』ぜひ劇場でご覧になってください。

▼木村拓哉
――山田組を振り返ってみて監督の演出や、組の雰囲気はいかがでしたか?
こんな贅沢で、こんなにハートフルな現場が滅多にないので、巡り会えたことは凄くラッキーだと思います。山田監督が映画を作っている、映画を撮影しているという、原点のようなものを改めて考えさせてくださった現場でした。

――倍賞さんとのご共演はいかがでしたか?
改めて素敵な方、本当に愛おしい方だなと思いました。山田監督という巨匠のもと、倍賞さんとご一緒にお芝居をさせていただく中で、なかなかOKが出ない時もありましたけど、悔しいという気持ちではなく、それさえも楽しいと感じられました。OKが出た時も、もちろん嬉しいのですが、倍賞さんと共演させていただき、その一つ一つの工程が楽しかったです。

――映画を楽しみにされているお客様へメッセージをお願いします
フランスで製作された『パリタクシー』という作品を、山田監督が東京を舞台にしたらどのような作品になるのだろうかと、今から楽しみにしています。素敵なキャストの方々、素敵なスタッフが携わって作り上げた作品です。『映画ってやっぱりいいな』と、単純にホッコリ温かい気持ちになっていただけたら嬉しいなと思いますので楽しみに待っていていただきたいです。

映画『TOKYOタクシー』は、2025年11月21日(金)より全国ロードショー。

作品情報
映画『TOKYOタクシー』

タクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)は、ある日85歳の高野すみれ(倍賞千恵子)を東京・柴又から、神奈川の葉山にある高齢者施設まで送ることになった。すみれは浩二に、「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがある」と寄り道を依頼。タクシーで旅を共にするうち次第に心を許したすみれは、自らの壮絶な過去を語り始める。

監督:山田洋次

脚本:山田洋次、朝原雄三

原作:映画「パリタクシー」(監督 クリスチャン・カリオン)

出演:倍賞千恵子、木村拓哉

配給:松竹

©2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会

2025年11月21日(金) 全国ロードショー