M・ナイト・シャマランの実の娘イシャナ・ナイト・シャマランが初監督を務めたリアリティーホラー、映画『ザ・ウォッチャーズ』。この度、本作の“音の演出”へのこだわりの一端を感じることができる本編映像が独占公開された。
1999年の『シックス・センス』以降、常にセンセーショナルな題材を扱い、意外な展開で観客を楽しませ続ける“マスター・オブ・サプライズ”、M・ナイト・シャマラン。本作は、そんなシャマランがプロデューサーを務め、実の娘イシャナ・ナイト・シャマランが自らの脚本で長編初監督を務めた衝撃の“覗き見”リアリティーホラー。
舞台は地図にない森、ガラス貼りの部屋、そこには見知らぬ3人がいる。28歳の孤独なアーティスト ミナは、贈り物を届けるだけのはずだったが、そこに閉じ込められ“謎の何か”に毎晩監視されている。“監視者”は何者なのか?そして彼らが監視される理由とは。
映画における音響効果は、その場に存在しないものを想像させたり、画面に映ったものたけではない“何か”の存在を表現したり、まるで自分が劇中に入り込んだかのような感覚を与える重要なファクターでもある。特にホラー映画においてのサウンドは非常に大きな役割を果たす。
米国の進化生物学研究チームは「映画における音響効果によって鑑賞者の恐怖心や興奮が高められている」ことを科学的に検証した。映画では意図的に「非線形性音声」と呼ばれる、人に緊張感を与える音に類似したサウンド効果を用いて、観客の感情をコントロールしているという。また、恐怖を煽る“無音”によって「どこにも逃げ隠れできない恐怖感」を味わうことができる。
本作でも、音響効果がふんだんに仕掛けられて、全編を通して緊迫感が持続する。例えば、受信不可となったラジオの砂嵐音、ガラスを叩く音、謎の“監視者”が発する呻き声‥‥。どの音も不気味さを際立たせる。
また、本作では『ティル』や『死霊館のシスター』でゴールデングローブ賞をはじめ数々の受賞歴をもつアベル・コジェニオウスキが音楽を担当、音楽監修を『オールド』『クルエラ』のスーザン・ジェイコブスが務める。音響だけでなく、音楽も含めた“音の演出”に注目したい。
映画『ザ・ウォッチャーズ』は、2024年6月21日(金)より公開。
28歳の孤独なアーティスト ミナは、贈り物を届けるだけのはずだったが、そこに閉じ込められ“謎の何か”に毎晩監視されている。“監視者”は何者なのか?そして何故彼女は閉じ込められ、監視されているのか。
監督:イシャナ・ナイト・シャマラン
出演:ダコタ・ファニング、ジョージナ・キャンベル、オルウェン・フエレ、アリスター・ブラマー、オリバー・フィネガン
配給:ワーナー・ブラザース映画
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2024年6月21日(金) 公開
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