『サイドウェイ』で見事なコンビを見せたアレクサンダー・ペイン監督とポール・ジアマッティが再びタッグを組んだ、映画『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』。この度、本作を監督したアレクサンダー・ペインからのメッセージ動画が公開された。
本作は『サイドウェイ』『ファミリー・ツリー』で2度のアカデミー賞脚色賞に輝いたアレクサンダー・ペイン監督最新作。日本でリメイクもされた『サイドウェイ』で主演を務めた名優ポール・ジアマッティとの再タッグはゴールデングローブ賞で主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を見事受賞。
さらに、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフが、本年度のアカデミー賞助演女優賞受賞をはじめ、ゴールデンクローブ賞ほか全58賞と全米の映画賞を総なめに。新人のドミニク・セッサは家族との複雑な関係を繊細に演じて強い印象を残す。
そしてこの度、アレクサンダー・ペイン監督から、日本のみに向けてメッセージ動画が届けられた。バカンスや家族のもとに戻った人々を尻目に、まるで”置いてけぼり”になったように学校に取り残された3人が織りなす物語について、ペイン監督は「かなり複雑な3人のキャラクターが意外な家族像を作り、お互いを愛する方法を人間的でエモーショナルな形で見つけていく物語」と説明。
また、映像の後半では、ハナム(ポール・ジアマッティ)、メアリー(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)、アンガス(ドミニク・セッサ)の関係を象徴するようなユーモラスな本編シーンが公開された。
クリスマスが明け、休暇中にボストンに行きたいというアンガスの強い願いが叶い、3人は車でボストンへ向かう。3人で入ったレストランでは、アンガスの希望でチェリー・ジュビリーを注文するが、”大人のお菓子”なので彼は食べることができない。そこで、メアリーは機転をきかせて嘘を付き、アンガスもすかさずアピール。しかし、店員は笑顔でお祝いの言葉を述べるのみで、注文を受けようとしない。ハナムはその融通の利かない態度を口汚く批判し始め、それをそっと制止したメアリーは、店外でチェリー・ジュビリーを楽しもうと注文の仕方を変更する。生真面目で小難しいハナムと、料理長として経験豊富なメアリー。この後、3人は駐車場でお手製のチェリー・ジュビリーを味わうことにするのだが‥‥。
映画『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』は、2024年6月21日(金)より全国ロードショー。
1970年冬、ボストン近郊。全寮制の名門バートン校の生徒や教師たちは、誰もが家族の待つ家に帰り、クリスマスと新年を過ごす。しかし、留まらざるを得ない者もいた。生真面目で融通が利かず、生徒からも教師仲間からも嫌われている古代史の教師ハナム。勉強はできるが反抗的で家族に難ありの生徒アンガス。ベトナム戦争でひとり息子カーティスを失ったばかりの料理長メアリー。雪に閉ざされた学校で、反発し合いながらも、孤独な彼らの魂は寄り添い合ってゆく。
監督:アレクサンダー・ペイン
出演:ポール・ジアマッティ、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、ドミニク・セッサ
配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画
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2024年6月21日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
公式サイト www.holdovers