Feb 14, 2025 news

主演・エイドリアン・ブロディが、祖国を脱出した母の記憶と本作出演への決意を語る 映画『ブルータリスト』

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第97回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、編集賞、撮影賞、美術賞、作曲賞の合計10部門にてノミネートされている、映画『ブルータリスト』。この度、主演のエイドリアン・ブロディが、実際に祖国を脱出した経験を持つ実母の記憶と、自身がホロコーストからの生存者を演じる決意について語ったインタビュー映像が公開された。

本作は、第二次世界大戦下にホロコーストを生き延び、アメリカへと渡った、ハンガリー系ユダヤ人建築家ラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)の30年にわたる数奇な半生を、監督・脚本を務めた36歳の気鋭ブラディ・コーベットが描き出した、215分にわたる壮大な人間ドラマ。

才能にあふれるハンガリー系ユダヤ人建築家のラースロー・トートは、第二次世界大戦下のホロコーストから生き延びたものの、妻エルジェーベト(フェリシティ・ジョーンズ)、姪ジョーフィア(ラフィー・キャシディ)と強制的に引き離されてしまう。家族と新しい生活を始めるためにアメリカ・ペンシルベニアへと移住したラースローは、そこで裕福で著名な実業家ハリソン(ガイ・ピアース)と出会う。建築家ラースロー・トートのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは、ラースローの才能を認め、彼の家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築をラースローへ依頼した。しかし、母国とは文化もルールも異なるアメリカでの設計作業には多くの障害が立ちはだかる。ラースローが希望を抱いたアメリカンドリームとはうらはらに、彼を待ち受けたのは大きな困難と代償だった‥‥。

劇中で、ホロコースト生還者を演じたエイドリアン・ブロディ。この度公開された映像で、演技に生かせた親族の体験談を問われたブロディは「最も僕の胸が痛む」と話として、母がまだ幼かった頃の記憶を辿る。「祖国を出た時の母は、12歳か13歳だったんだ。『祖国を脱出してアメリカに渡る。』と、母が祖父母から聞いたのは、わずか出発の24時間前だった。」と話す。いつフレイヤ銃で撃たれてもおかしくなかった過酷な状況下での逃亡だったことを明かし「悲しいけど今も世界中で大勢が苦しんでいるよね、だからこそ、僕は心の底から感じたんだ。この話を大切に伝えていく責任感を。」と決意を語っている。

映画『ブルータリスト』は、2025年2月21日(金)より全国公開。

作品情報
映画『ブルータリスト』

才能にあふれるハンガリー系ユダヤ人建築家のラースロー・トーは、第二次世界大戦下のホロコーストから生き延びたものの、妻エルジェーベト、姪ジョーフィアと強制的に引き離されてしまう。家族と新しい生活を始めるためにアメリカ・ペンシルベニアへと移住したラースローは、そこで裕福で著名な実業家ハリソンと出会う。建築家ラースロー・トートのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは、ラースローの才能を認め、彼の家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築をラースローへ依頼した。しかし、母国とは文化もルールも異なるアメリカでの設計作業には多くの障害が立ちはだかる。ラースローが希望を抱いたアメリカンドリームとはうらはらに、彼を待ち受けたのは大きな困難と代償だった‥‥。

監督:ブラディ・コーベット

出演:エイドリアン・ブロディ、フェリシティ・ジョーンズ、ガイ・ピアース、ジョー・アルウィン、ラフィー・キャシディ

配給:パルコ ユニバーサル映画

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2025年2月21日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開

公式サイト universalpictures.jp/micro/the-brutalist