世界22カ国で刊行された実話を基にしたベストセラーを映画化した、『ペンギン・レッスン』が全国公開される。この度、あわせて、本作の予告映像とポスターが公開された。
1970年代当時のアルゼンチンの悲惨な歴史背景下、分断された国家やその授業環境に教育への情熱を失いかけていた教師と重油にまみれた瀕死のペンギンが偶然の出会いを果たす。その奇妙な同居生活と周囲の⼈々の暮らしを笑いたっぷりに描き、愛しくて思わず笑顔になってしまう本作は、世界中の映画祭で喝采を浴び、アメリカ、ヨーロッパでスマッシュヒットを記録した。
原作は、教師トム・ミッシェルが、自らの体験を綴った回顧録に基づいて綴った「人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日」(ハーパーコリンズ・ジャパン刊)。『フル・モンティ』のピーター・カッタネオが、そんなベストセラーもとに映画化。
主役を務めるのは、『ロスト・キング 500年越しの運命』などに出演するスティーヴ・クーガン。『あなたを抱きしめる日まで』でクーガンと共に脚本を担当したジェフ・ポープが本作の脚本も担当し、クーガンとともに、人生を諦めかけていた英語教師トムの繊細なキャラクターを丁寧に作り上げた。さらに、『2人のローマ教皇』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたジョナサン・プライスが校長役を好演。もう一人の主人公、ペンギンのフアン・サルバドールは主に2羽のマゼランペンギンが担当したという。
映画『ペンギン・レッスン』は、2025年12月5日(金)より全国公開。
1976年、軍事政権下のアルゼンチン。夢を見失い、人生に希望を見いだせずにいた英国人の英語教師・トムは、名門寄宿学校に赴任する。混乱する社会と手強い生徒たちに直面する中、旅先で出会った女性と共に、重油まみれの瀕死のペンギンを救うことに。女性にはふられ、残されたのはペンギンだけ。海に戻そうとしても不思議と彼の元に戻ってくる。こうして始まった奇妙な同居生活。「サルバトール」と名付けたそのペンギンと、不器用ながらも少しずつ心を通わせていき、本当に大切なもの─人生の意味と、生きる喜び─を取り戻していく。
監督：ピーター・カッタネオ
原作：トム・ミシェル「人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日」
出演：スティーヴ・クーガン、ヴィヴィアン・エル・ジャバー、ビョルン・グスタフソン、アルフォンシーナ・カロッチオ、デイヴィッド・エレロ、ジョナサン・プライス
配給：ロングライド
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2025年12月5日(金) 新宿ピカデリー、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
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