韓国初の私設駅の開業までの実話を基に描く感動作、映画『手紙と線路と小さな奇跡』が4月29日に日本公開されることが決定。あわせて予告映像が公開された。
韓国の東部に位置し、国内初の私設駅である両元(ヤンウォン)駅。道路が整備されていないため住民は隣町へ移動する際に線路を歩いて通らなければならず、住民からの請願により臨時乗降場として1988年に開業された。ホームなどの駅の設備はすべて住民の負担で設置されたという実話をモチーフに描かれる本作は、観客動員数260万人を突破した映画『Be With You ~いま、会いにゆきます』で観客を魅了したイ・ジャンフン監督待望の3年ぶりとなる新作。
登下校だけで5時間かかるため村に駅を作ることを夢見る数学大会1位の天才高校生ジュンギョンに扮するのは『それだけが、僕の世界』のイ・ビョンホンの弟役をはじめ、『ただ悪より救いたまえ』で数々の映画賞を受賞したほか、近年もヨン・サンホ監督が手掛けたNetflixオリジナルシリーズ「地獄が呼んでいる」にも出演し、圧倒的な演技力を誇る注目の若手実力派パク・ジョンミン。
そして、ジュンギョンをサポートするクラスメイトである自称“女神”のラヒ役に『EXIT イグジット』をはじめ俳優としての目覚ましい活躍が続く少女時代のイム・ユナ、さらには『工作 黒金星と呼ばれた男』や『KCIA 南山の部長たち』などで素朴な雰囲気から強烈なカリスマ性まで自由自在にキャラクターに染まるベテラン俳優イ・ソンミンが、ジュンギョンの父親で機関士のテユン役を務めており、演技派俳優が豪華集結。
映画『手紙と線路と小さな奇跡』は4月29日(金)よりシネマート新宿ほか順次公開。
行き来できる道は線路しかないのに、肝心の駅がない村。今日、大統領府に54通目の手紙を送ったジュンギョンの夢はただ一つ。それは村に駅を作ること。駅なんてとんでもないという原則主義の機関士の父テユンの反対にもめげず、姉ボギョンと村に残り、高校まで往復5時間の通学路を通うジュンギョンは天才的な数学の才能に教師から一目置かれていた。そんなジュンギョンの非凡さを一目で見抜いたクラスメイト、自称“女神”のラヒと共に説得力のある手紙を書くため正書法の講義、テレビに出て有名になるための“高校生クイズ”、1位の大統領賞獲得に向けた数学大会の受験まで。駅の実現に向けた努力は続くのだが‥‥。
監督:イ・ジャンフン
出演:パク・ジョンミン、イ・ソンミン、イム・ユナ、イ・スギョン、チョン・ムンソン
配給:クロックワークス
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2022年4月29日(金) シネマート新宿ほか順次公開